算命学10分レッスン(229日目)陰占と陽占の関係その1
陰占と陽占の関係
算命学では陰占に算出される干が、日干を通して陽占の十大主星となることから、干は十大主星として目に見える形で表された人の心(霊魂)の入れ物と考えられます。
その入れ物である器を考慮して十大主星の意味を把握することが、より深くその人の人間性を理解するためには必要です。
例)
陰占 陽占
日 月 年 禄存星
己 辛 癸 貫索星 鳳閣星 玉堂星
丑 酉 巳 鳳閣星
己 辛 丙
日干(己)は、その人の心であり、共通した質と考えます。
年柱の癸は、日干の己を通すことで、禄存星が生まれます。
つまり、
己(心)→癸(容器)=禄存星(容器の中身)
ということになります。
分かりやすく言いますと、洗面器の容器に入った水は、蓋付きの容器に入った水と、同じ水でも少し性質(使い勝手など)が違うということです。
また、鉢に植えられた花と庭に植えられた花は、同じ花でも少し意味合いが違うということも言えます。
明日からはこんなことを学んで行きます。
次回は各論、甲の器に入った貫索星です。
2014-03-24 創喜