算命学10分レッスン(646日目の2)貴幼法
貴幼法の実例
2006年2月20日生まれの男の子
庚 庚 丙 車騎星 天堂星
辰 寅 戌 龍高星 禄存星 龍高星
戊 甲 戊 天印星 貫索星 天馳星
癸 丙 丁
乙 戊 辛 天中殺 申酉
17 15 23
貴幼法で見る場合は、当然中心星の禄存星ということになりますが、それに加えて、この子の命式の特徴を加味します。
この子の天干が、全柱陽干支という点に注目してみましょう。
全柱陽干支ということは、現実的な思考の持ち主で、現実に対しては全力で当たります。
しかし、日柱と年柱が対冲の関係になっていますので、現実の破壊者とみなければなりません。
そして、日干が庚ということは、自分を変えられないということですから、育て方はかなり難しいものがあります。
さらに、宇宙盤の行動領域が少し狭い(第2領域・かろうじて第1領域の境)にあることも、生き方を難しく要因になります。
初年期の十二大従星は天堂星ですから、あまり目立たない子だったりして大人の邪魔にならない子かもしれませんが、かと言って放っておいてはいけません。
基本的に用心深いところはありますが、どんな人にもものおじせずに接しますので、身内から注目されない場合には、自分を認めてくれる人を求めあちこちさ迷うようなこともあります。
例えば、友達の家に遊びに行って、友達の家族に褒められたりすると、何かと口実をつけてその家に行きたがったりということがあったりなどです。
もしこの子に兄弟姉妹がいたとすれば、親のちょっとした言動に、他の兄弟ばかりかわいがって、僕のことなんかどうでも良いのでは、などというひがみを持つこともあります。
しかし、過保護にすれば良いのかと言うと、それも違います。
基本的には、大勢の人たちの中でもまれるのが良いのですが、親が自らの役割を放棄(楽をする)するための放任ではいけません。
きちっと管理した放任主義を取ってください。
そして、外のことを家で話すようなら、良いところを見つけて、家族で褒めてあげるようにします。
また、この子の中年期には天馳星が出ますので、そこにスムーズに入って行けるように導いてあげてください。
2015-08-05