算命学10分レッスン(952日目)悩み事相談12

算命学10分レッスン(952日目)悩み事相談12

 

はじめまして。ブログの募集を見ました。よろしくお願い致します。

私はまるで人間関係が上手く行きません。陰占では日柱が丙戌、年柱が丙辰なので自分と両親や同年代の人達と合わない。
 陽占では真ん中が司禄で上が貫索、下が石門で剋されているので年上の人や年下の人達とも合わない。
 だから私の人間関係は絶望的なのでしょうか?

 生年月日 1976101
 性別   女性

丙 丁 丙       貫索星 天南星

戌 酉 辰   鳳閣星 司禄星 鳳閣星

戊 辛 戊   天庫星 石門星 天極星

丁   癸

辛   乙   天中殺 午未

23 34 53

人との付き合いがうまく行かない、という悩みですが、先日の方もそうでしたが、日柱と年柱が納音になっています。

日柱と年柱の納音の意味は、先日の方で説明してありますが、この方の人間関係がうまくいかないのは、やはり命式に原因があります。

しかし、この方が自己分析しているような単純なものではなく、もっと深いところにその原因があります。

算命学では、自分の身の周りに起こることは、全て自分に原因がある、あるいは、自分が変われば周り(環境)も変わる、と言われています。

本人の触れられたくない一面を、算命学では容赦なく指摘しますので、無情の学問とも言われ、ナルシスト向きの学問ではありません。

しかし、なぜ算命学は本人の欠点をあからさまに指摘するのでしょうか。

それは、それを改善するための方法が講じられるからです。

もし、改善策を講じる方法が分からず、欠点だけを指摘するなら、それはいじめに近い行為と言えます。

こんなことをしっかりと頭に置いて、今日の鑑定を読んでください。

まず、この方の日干支の意味を大雑把に把握しましょう。

丙=太陽が秋の7時~9時頃の戌=山の上に乗っています。

しかし、秋のこの時間は、太陽がすでに地平線の下に沈んでいる時刻なので、土質を網に例え、土の網に捉えられた太陽という意味で「地網の日輪」と言われています。

太陽は、その力を失った状態です。

性情は、社交性に富み明るく、協調性もあり、誰からも好かれ愛されいつも仲間が集まって共通の時間を過ごすことを好みます。

孤独な時間が大嫌いで、一人でこつこつとする勉強や研究には耐えがたい苦痛を感じます。

社交性には抜群のものがありますが、目上の人との付き合い方に問題があります。

ため口をきいたりしてひんしゅくを買い、失敗するようなことが良くあります。

自尊心もかなり高く、外面を飾ることを好みます。

結婚運は、あまり良いとは言えませんが、子供運は良いようです。

以上。

この方の日柱は、三業干支(高尾先生提唱)の不信の業に該当しています。

不信の業とは、大事な時に大切な人(親・身内・結婚相手など)に裏切られることがあります。

人を信じきれなくなりますが、裏切られるごとに運気と能力が増します。

また、一番大切な時に、信用してくれる相手を裏切ってしまうこともあります。

この三業干支を持った方が過去に数十名おられました。

その方たちに共通して言えることは、裏切られた場合の自覚はあるのですが、裏切った場合にはほとんど自覚が無いということです。

自分は相手に良かれ、あるいは、世間的な常識に照らして言ったこと、あるいは取った行動が相手に取って裏切り行為になるとは思ってもいないのです。

この方も、過去にそんな状況がなかったか、と振り返ってみると良いでしょう。

そして、日柱と月柱には戌酉の害があり、時たますっとんきょうなことを言ったりすることもあります。

本来戌酉の害は、三焦の害ですが、三焦は架空の臓器であるが故に、精神性が少しずれてしまうこともあるようです。

つまり、必要以上に物事を深刻に考えてしまったり、悲観してしまったりするようです。

以上でこの方の悩みの見立てはおおよそ終わりました。

後は、どのような改善策を講じるのか、という作業です。

つづく

 

2016-01-13

創喜