算命学10分レッスン(995日目)流動占技

算命学10分レッスン(995日目)流動占技

 

陽占の鑑定では、十大主星と十二大従星の意味の解読に主眼をおいている鑑定士さんが多いようです。

しかし、算命学の主流をなす理論には、相生相剋論がありますので、このエッセンスを加味しなければ、本当のところは占えません。

算命学には、陽占の相生相剋論に焦点を当てた占技(流動占技)がありますので、ここで解説しておきます。

過去のブログでも解説しているかもしれませんが、改めて確認しておいてください。

流動占技

流動占技は、陽占の中央の星と周囲の4つの星の関係により、その定位置に位置する人物と自分の関係を占うものです。

自然の形は、

北方と東方は中央と相剋関係、西方と南方は中央と相生関係です。

これを踏まえて、各々の関係を見て行きます。

北方関係

① 中央から剋される関係(中央―×→北)

目上(親・上司・年上)を意識する。礼を欠かさず、いつか目上を乗り越える。

若い時は大変だが、結果として理想の形を作る。

② 中央を剋す関係(中央←×―北)

目上から意識させられる。やや圧迫感を感じる。

身強・身弱で相手との関係を見る。相手が身強で、自分が身弱なら圧迫感は強く感じます。

礼を欠かさない。目上を乗り越える時には身強が有利。

力量不足の場合は、職場を変えやすい。

③ 中央と比和(同質)の関係(中央=北)

意識は対等なので、先方から見れば礼儀に欠ける。

友達感覚で接するため、自分からすれば気楽だが、目上から見れば無礼者に見える。

④ 中央から生じられる関係(中央→北)

目上に対して無意識に思いやりを持つ。

目上を助け過ぎたり、親離れがしにくい。

⑤ 中央を生じる関係(中央←北)

目上から助けられる関係だが、助けられても無意識。

目上から恩恵を受けたり、保護されたりすることが当たり前だと思っているので、感謝しない。

子丑・辰巳・戌亥天中殺保有者には不利に働きます。

2016-03-24

創喜