1961年12月12日生まれの女性
己 庚 辛
申 卯 子 丑 辰
酉 乙 癸 癸 巳
辛
己
16 37 38
鳳閣星 天庫星
車騎星 禄存星 禄存星
天胡星 調舒星 天馳星
1965年9月24日生まれの男性(ご主人)
辛 乙 乙
申 巳 酉 巳 寅
酉 丙 辛 丙 卯
戊 戊
庚 庚
18 22 42
禄存星 天極星
牽牛星 貫索星 牽牛星
天極星 禄存星 天禄星
この方の鑑定希望は特に書いてありませんが、ご夫婦の命式を送って来られたということは、夫婦関係の鑑定を希望されていると見て鑑定を進めて行きまます。
男女の関係を見る時には、まずお決まりの出会い指数、恋愛指数、結婚指数を出して結婚までの良否をみます。
出会い指数
妻 己×卯=4点 >夫 辛×巳=2点
差数が2点ですから、お互いが魅かれた出会いでしたが、どちらかというと妻の方が積極的にアプローチした感じです。
恋愛指数
妻 乙×卯=11点 =夫 丙×11点
同じ点数ですから、お互い相思相愛の素晴らしい恋愛関係だったと考えられます。
結婚指数
妻 乙×子=4点 <夫 丙×酉=2点
点差2点ですから、妻が主導した結婚だったようですが、お互いが納得し、周囲からも祝福された結婚だったようです。
各指数を見ますと、出会いから結婚までの行程に問題は無く、ほぼ理想的な流れだったようです。
その次に、お互いの命式の中に配偶者の星があるか無いかを見てみます。
妻の日干は己ですから、配偶者は干合する甲ですが、妻の命式の中に甲がありません。
甲と陰陽の違う同質の乙が日支の28元にありますので、これが夫のエネルギーです。
次に夫の命式中の妻のエネルギーを見てみますと、夫の日干は辛ですから、これと干合する干は丙です。
丙は、夫の命式の中に2つ、年支と日支の28元の中にあります。
夫の命式の中には2人の配偶者のエネルギーがあるということです。
つまり、夫は2度縁のエネルギーを持った人です。
少し夫婦の状態が怪しくなって来ましたが、宇宙盤を見ると第2と第3領域で重なりがありますので、現実的なことに関しては価値観や行動が共有できる夫婦です。
そして、天中殺が2人とも申酉ですから、全く家庭的ではありません。
いつも忙しい忙しいと、バタついているような生活を送っている可能性があります。
本人の出会い指数と恋愛指数を比べると、本人が感じている夫婦の力関係が分かります。
妻は4点と11点ですから、自分の力量を4点、夫の力量を11点と感じていますので、夫に頼る気持ちがあります。
夫はというと、自分の力量が2点、妻の力量は11点ですから、妻に頼る(甘える)ような気持ちでいます。
このご夫婦は、姉さん女房の夫婦ですから、男性が女性に甘えるのは当然と言えますが、夫の天干が全て陰干支ですから、宇宙盤とは裏腹に精神性の強い人です。
また、生月天中殺もありますので、現実社会と融合しにくい面も持っています。
ここまで見てきますと、少しぎくしゃくした夫婦関係を送っているような感じです。
では、夫婦の陰占・陽占の座型を見てみましょう。
妻は、陰占分離条件で陽占相生関係です。
夫は、陰占融合条件で陽占相剋関係です。
2人ともに違座型人間ですが、この占技には当てはまりません。
では、次に陽占だけで見る座型を見てみましょう。
妻 相生関係(自然と一致)、夫 相剋関係(自然と不一致)
判定は、違座型夫婦です。
意味は、妻も夫も結婚の犠牲者と言え、心が離れてしまいます。
暗い現象が表立ってしまう家庭になりやい。ということです。
今年は己亥ですから、とりわけご主人の日干支が対冲、年干支が天剋地冲になりますので、対応が難しい年になります。
一方、妻の日干支は半会になり、月干支と年干支を合わせて北方方三位になりますから、力量が強くなります。
また、2人の共通星として、陽占に禄存星が2つずつ出ていますので、この共通星を人生の目的に、夫婦という枠組みを外した関係(気持ちの上で)を構築すれば、同志的夫婦としてやって行けます。
しかし、世間一般の夫婦という形を望むのであれば、夫婦生活は残念ながら破綻する可能性は大きいとみます。
ただ、58才からの大運で、妻には守護神の丙が廻ります。
ある意味救われますが、仕事の方向には害も廻りますので、この時期は補佐役に徹することをお勧めします。
いずれにしろ、いろんな意味で、今年はご主人にとって正念場ですから、しっかり支えてあげると来年に繋がります。
算命学の占技を中心に見ましたので、無情に感じられるかもしれませんが、しっかりと現実を受け止めてください。
ご主人は思考と行動がかなり矛盾して見えますが、生月天中殺、全天干陰干支と宇宙盤の矛盾、半会を2つ抱え地支金質一気格になっている人ですから、性格のバランスを保ちにくい人だということを理解しておくと、ご主人の行動が少しは納得できるかもしれません。
(攻撃的な性格ではあるが、表に出せないので葛藤が多くなり、ノイローゼなどになりやすい)
体験鑑定は以上です。