1974年10月7日生まれの女性

相談内容は、夫との関係・仕事のこと。

 

1974年10月7日生まれの女性。

陰占

  辛 癸 甲

申 巳 酉 寅 子

酉 丙 辛 甲 丑

  戊   戊

  庚   丙

  18 10 51

 

陽占

    司禄星 天報星

牽牛星 貫索星 司禄星

天極星 鳳閣星 天禄星

 

総エネルギー:192 排気量:5.33 車幅:40 スピード:0.21

大運 10才:壬申 20才:辛未 30才:庚午 40才:己巳 50才:戊辰

60才:丁卯 70才:丙寅 80才:乙丑

 

ではまず夫との関係を見て行きます。

とりあえず、本人の命式から夫の様子を探ってみましょう。

 

本人の日干は辛ですから、干合する干(配偶者のエネルギー)は丙です。

丙は年支の28元と日支(配偶者の定位置)の28元にありますので、算命学的にはこの方は2度縁と考えられます。

またこの方の陰占の特徴として、生月天中殺があります。

生月天中殺は現実社会との不自然融合ですから、社会と馴染めない、社会からはみ出してしまうという現象になりますが、本人が仕事を持っておらず社会との接点(収入源)が夫だけであった場合、生月天中殺の現象が夫と対社会との関係で現れます。

また、日柱が辛巳(異常干支)は、陰金格に入格しやすく、月支が酉ですから、後天運で丑が廻る47才には年運辛丑で入格します。

また、毎年1月は丑の月ですから、1月には必ず陰金格に入格してしまいますが、これは三合会局になるということで、普通ならパワーが増す時期と見ます。

しかし、陰金局に入格した場合に、大運が午・巳と南方の地を廻る時には、運勢が急降下してしまいます。

この方は現在45才で大運は己巳です。

大運は30才から午、40才から巳が廻っていますので、毎年1月(丑月)には運気が今一落ち込んでいると考えられます。

また、47才には辛丑が年運で廻りますので、運気が大きく落ち込むことが予想されます。

つまり、30才から49才までの20年間の大運は、命式中にある寅巳の害も手伝って、前進力(申酉天中殺)を阻害する要因が多い大運でした。

そのため、中年期の天禄星を充分活かすことが出来ず、いらつくことが多かったような、精神的な葛藤を伴った時代だったかと思います。

 

次に、実際に夫の命式を出して、本人の命式との関係を見て行きましょう。

 

夫:1968年4月1日生まれ

陰占

  辛 乙 戊

辰 丑 卯 申 寅

巳 己 乙 庚 卯

  癸   戊

  辛   壬

  38 52 45

 

陽占

    玉堂星 天将星

龍高星 禄存星 石門星

天印星 禄存星 天馳星

 

総エネルギー量:191 排気量:6.33 車幅:17 スピード:0.09

 

大運 1才:丙辰 11才:丁巳 21才:戊午 31才:己未 41才:庚申

51才:辛酉 61才:壬戌 71才:癸亥 81才:甲子

 

夫婦の相性を基本的な占技で見て行きましょう。

出会い指数:女性辛巳2点<男性辛丑6点 ・出会いは男性主導。

恋愛指数:女性丙巳11点>男性己丑5点 ・恋愛は女性主導。

結婚指数:女性丙酉2点<男性己卯4点 ・結婚は男性主導。

 

という経過を辿ったと見られます。

さて、ご主人との相性ですが、結婚に至る過程において、恋愛は女性が強くリードしたようですが、結婚の決断は男性の主導で行われたようで、周囲の反対も無くスムーズに結婚されたようです。

2人の日干支を見てみますと、大半会という組み合わせです。

一見素晴らしい好相性に見えますが、夫の命式を見ますと辛と干合する干丙がありませんし、陰陽の異なる丁もありません。

配偶者運が薄い命式です。

また、日干支こそ大半会ですが、年干支は対冲と刑(寅・申)、月干支は対冲(酉・卯)と分離条件が重なっています。

そして、女性の日支と月支、男性の日支は合わせて三合会局(金局)ですが、女性の月支の酉は生月天中殺に遭っています。

肝心かなめの金質が揺らいでいるのです。

そして女性は男性の力量を11点と感じ、自分の力量を2点と感じているので、男性を頼りたいという気持ちが大きく、男性は女性の力量が5点、自分の力量が6点と感じていますので、ほぼ対等な関係だと感じています。

ここで2人のお互いに対する気持ちに、少しちぐはぐな所が生まれてしまいます。

 

男性も陰金格に入格する確率が高い辛丑ですが、天中殺が辰巳のため後天的に巳が廻る時には天中殺も同時に廻るため、今一運気がぱっとしません。

ただ、陰金格で運気が急降下する大運は、11才から30才までで乗り越えていますので、その心配はありませんが、後天運で融合条件が廻ると常に分離条件も廻るという宿命を抱えていますので、かなり悩ましい人生となっているはずです。

 

ここで、2人の入局状況を見てみましょう。

男性は、曲財局と地財局に入局し、女性は破財局・曲財局・乱命局に入局しています。

局法の詳しい解説は省略しますが、お互いにお金が入ると家庭が乱れるというような局を持っていますので、お金のことに関して意見が合わずもめるようなことがありそうです。

宇宙盤も交叉する個所が点ほどの面積しかありませんので、行動パターンも異なります。

 

夫婦関係を陰占と陽占で見てみますと、

女性は陰占融合条件、陽占相剋の違座型人間で、男性は陰占分離条件、陽占相剋の同座型人間となりますので、夫婦生活には少しの波乱がつきまといます。

次に、陽占で見る夫婦の関係を見てみましょう。

女性も男性も陽占は自然と不一致の『陽占相剋型同座夫婦』となりますから、家族の絆が深い夫婦ですが、生まれる子供によって少し意味合いが違ってきます。

子供さんがおられるかどうかが分かりませんので、ここでは言及しませんが、もし子供さんがおられて、その子の陽占の中央の星が北方の星を生じているようなら、この夫婦は心が一緒に居られる心地よい関係と判断出来ます。

 

こう見てきますと、この方の夫婦関係は悪くはありませんが、女性が男性への依存度を薄めることでより平穏な関係を築くことができます。

女性は申酉天中殺ですから、年中忙しい思いをしていますが、寅巳の害のために空回りが多く焦りを感じています。

それは、ご主人に対するじれったさとか、自分に対するある意味の無力感でもあります。

男性は辰巳天中殺ですから、良いにつけ悪いにつけ超現実的な人です。

現実(第3領域)と結果の反省(第4領域)が宇宙盤の行動領域です。

反対に、女性の行動領域は第4領域と第1領域・第2領域で、現実の結果としての第3領域がありません。

つまり、女性と男性の行動パターンがチグハグということです。

ですから、ある意味、お互いに精神的に自立した関係を保てれば、良い人間関係が続くけられますが、女性が男性を頼るというような気持ちが強いと、女性が男性に物足りなさを感じたたり、男性が女性の思いを負担に感じたりして、夫婦のお互いの気持ちが離れて行くことも考えられます。

特に、女性の47才辛丑の時期には、女性が陰金格、男性が律音になりますので、夫婦関係は要注意です。

 

さて、仕事についてということですが、女性の仕事か男性の仕事か、どちらの仕事か分かりませんので、2人の才能についてだけ触れておきます。

女性は西天運で、女性の生かすべき星は鳳閣星、男性は北天運で、男性の生かすべき星は玉堂星です。

 

鑑定は以上になります。

不明な所は教材で確認してください。

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