二度の日本シリーズ制覇へと導いた岡田監督の宿命に迫る
阪神沿線で育った私。
阪神タイガースのことは小さい頃から応援するのが当たり前で育ってきました。
今年、38 年ぶり 2 度目の日本シリーズ制覇!
パリーグも大阪本拠地のオリックスバファローズだったこともあり、関西は大いに盛り上
がりました。
タイガースは 2 番目に長い歴史を誇るチームですが、日本シリーズ制覇は 2 度と多くはあ
りません。
どちらの優勝にも貢献された岡田監督。
優勝という栄光をつかみ取った力量はどこから来るのか、算命学の観点からフォーカスし
てみます。
岡田彰布監督
1957 年 11 月 25 日生まれ(男性)
【命式】
陰占
辛 辛 丁
丑 亥 酉
己 壬 辛
癸 甲
辛
陽占
車騎 天禄
龍高 調舒 貫索
天印 貫索 天恍
天 中 殺 : 辰巳天中殺
総エネルギー: 204
排 気 量 : 8.00(理想は 6.80)
車 幅 : 79(平均の 1.58 倍)
ス ピ ード: 0.39(標準の 1.68 倍)
大運
6 才 1963 年:庚戌 石門 天南
16 才 1973 年:己酉 龍高 天禄
26 才 1983 年:戊申 玉堂 天将
36 才 1993 年:丁未 車騎 天堂
46 才 2003 年:丙午 牽牛 天胡
56 才 2013 年:乙巳 禄存 天極
66 才 2023 年:甲辰 司禄 天庫
76 才 2033 年:癸卯 鳳閣 天馳
岡田監督は「守り勝つ野球」をテーマに掲げていたそうです。
そして野球スタイルは「堅実」であると、あらゆるメディアで取り上げられています。
アウトを確実にとっていく守備、ボール球をしっかり見極め確実に出塁する攻撃。
現役時代からその野球スタイルは磨き続けられたものだそうです。
実は、彼の宿命は「堅実」さがキーとなっています。
彼の日干支は「辛丑」。
辛は宝石、丑は土を示しており柔らかい土の上にある宝石です。
一見泥にまみれた石ころですが、その内には光り輝く美しさを秘めています。
土中から掬い上げてくれる存在が、この干支を持つ人にとってはとても大切です。
宝石ですから、品がありプライドが高いです。
そして知能指数が高く、自然なユーモアもあるともされています。
早慶戦に憧れ、「早稲田大学へ行く」ということを念頭に、勉学にも励んでいたそう。
通常の受験でも入学を目指せる程度に、頭が良かったようです。
将棋もとっても強いそうで、頭の回転の良さが伺いしれますね。
泥に隠れた宝石ですから、少し暗く地味で退屈な印象がありますが、宝石を磨き続ける堅
実さを失わずにいれば、人生の最後には美しく輝ける人です。
まさしく「堅実」に野球に向き合い、真摯に努力を積み重ねてきた結果が今回美しく輝い
たのです!!
日干支だけで、このブログの内容はほぼ終わってしまいそうですね(笑)
ですが、もう少し掘り下げ宿命をみていきますので、ぜひお付き合いください。
陽占の中心星は調舒星ですから、繊細で完璧主義な方です。
スポーツで活躍されている方は、調舒星と車騎星をお持ちの方が比較的多いというのが私
の印象です。
前回のブログで鑑定した河村選手にもありました。
完璧を求めるストイックさと一途な前進力が相まって、自身の才能の開花に一役買ってい
るのです。
そして、退くことを知らない攻撃性があり、世渡り下手な面も強く出てきます。
2012 年にオリックス監督を退任する時はまさしくこの性情が良く出ていました。
球団側はシーズン終了までとの方針でしたが、チームの最下位が決定した時点でシーズン
終了を待たずに退任したのです。
また、2005 年の中日ドラゴンズとのリーグ優勝に向けての大事な試合、審判の判定に猛抗議したシーンも印象に残っている野球ファンは多いのではないでしょうか?
貫索星もありますから、ご自身で決めたことには妥協することはないのでしょう。
そんな激しい一面とは裏腹に、現役のタイガースの選手たちは、岡田監督について質問さ
れた時、
「いつもほんわかしてかわいいおじいちゃん」
「おじいちゃん的存在でかわいい」
と、答えています。
性格的には厳しい一面や、やくざのような雰囲気すら持ち合わす宿命がある岡田監督。
かわいい?!
と、一瞬思いましたが、「おーん」や「そらそうよ」などの口癖は、とてもかわいいおじ
いちゃんの印象そのものです。
晩年期に天印星がある人らしい印象ですね!
次に大運と実際の出来事とを比較してみます。
大運初旬をみると、大きなエネルギーが彼に注がれていることがわかります。
エネルギーの出し方を間違えると、非行に走るどころか、任侠沙汰さえ起こしてしまいか
ねません。
そして、大運天中殺の移動条件により、二旬目から四旬目までの長い間、天中殺期間とな
っています。幼年期から働き盛りの若年期まで、ほとんどが運気の枠が外れているのです。
運気の枠が外れていなければ、注がれるエネルギーは消化しきることはできなかったかも
しれません。
では、若年期をどのように過ごしてきたのか。
岡田監督はお父様が阪神タイガースの有力後援者であったことから、往年の名選手たちと
小さい頃から親交がありました。
実際に、選手とキャッチボールをすることもあったそうです。
プロ野球チームが運営するリトルチームに入団し、本格的に野球に取り組みつつ、お父様
の草野球チームで投げることもあったそう。
子供の中だけではなく、大人とも一緒に野球に触れてきたのです。
中学時代に全国制覇、高校一年生でレギュラーを獲得し甲子園出場ノーヒットノーラン達成、大学時代は東京六大学リーグで三冠王に優勝などなど素晴らしい成績を記録されています。
学校はすべて、野球の名門校ばかり、大きすぎるエネルギーを消化するには十分すぎる環
境で育ってこられていますね。
プロになってからも、2 年連続 2 桁本塁打などの成績をのこし、1985 年には日本シリーズ
制覇も果たしています。
一般的な子供が育ってきた環境とは全く違い、その残してきた成績をみれば、才能がしっ
かり開花していることもわかりますから、上手く大きなエネルギーを活用できたようです。
そして 1993 年から、車騎星の大運になります。
まだ天中殺期間中で、運気の枠が外れた状態ではありますが、傷官格の彼にとっては凶と
される運気です。
実際に 1991 年ごろからプレーの勢いが落ち始め、1993 年には私生活においても不倫スク
ープがありました。
でっち上げだったそうですが、現役引退に追いやられそうになる経験をされています。
そして、1995 年、現役引退。
2003 年に大運天中殺からいったん外れますが、この期間にタイガースとオリックスの監督
に就任されています。
守備妨害などで抗議する際に審判の胸を突き飛ばし、シーズン中に 2 度の退場を勧告され
ています。
オリックス監督退任や、退場したイメージの方がつよく残っている時代です。
岡田監督の本質のやくざにもなりかねないエネルギーが、車騎星によってますます勢いづ
いているように感じます。
そして 2013 年から、人生で二度目の天中殺期間に入ります。
六旬目ですので、中央は天剋地冲です。
今までの足場が揺らぐ 10 年間、今までとは少し違う彼は野球評論家・解説者としての野球人生を歩まれました。
監督やコーチとして野球の現場で活躍の場から、大きく環境を変化させました。
そして、今年から七旬目です。
天中殺期間は継続、守護神の甲が廻ってきています。
運気の枠が外れることで、今回は監督としての才能を開花させてタイガースを二度目の日
本シリーズ制覇へ導きました。
もちろん制覇するためには監督だけではなく、選手や運営などチーム全体の運気も大切です。
それでも、彼の運気が大きく影響を受けていたことは違いないと思います。
岡田監督は、ご自身の宿命に合った環境で過ごせたことで、普通の人ではなかなか乗りこ
なせない運気の波をうまく乗りこなしています。
この環境を用意してくれたご両親あっての、岡田監督ですね。
お父様は 55 才という若さで亡くなられてもういらっしゃいませんが、ご存命のお母様のことは大事にされているようです。
それにしても、算命学を知っているんじゃないかと思う程に、運気の波をうまく乗りこな
されていて、鑑定をしていて終始驚きっぱなしでした。
大きく流れこんでくるエネルギーをうまく使いこなし、活躍されている岡田監督。
来年の「アレンパ」の可能性に期待せずにはいられません!
晟梛
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創喜塾鑑定士 晟梛