創喜塾

算命学10分レッスン(課外授業・格法)その3

特殊な正官格の図式

官禄同座格(かんろくどうざかく)

条件

中心星牽牛星になる干の真上にある支が、天禄星となる場合、陽占人体星図はもちろん牽牛星となりますが、月支(牽牛星が生まれた真上の支)と月柱の二十八元から生まれる十二大従星が、天禄星となります。

正官格の入格者で、且つ上記の条件を満たしていれば、官禄同座格といい、財運と名誉が特に大きなものになります。

また、主星が牽牛星で官禄同座の人は、正官格に入格していなくても、人望を集め成功します。

このことを天福貴人格と言います。

★牽牛星は別名役人(官)の星と言われますから、同じ月支から出る天禄星の禄と合わせて『官禄』と言います。

例)

甲  ●  ●

●  酉  ●

●  辛  ●

歳得格

天福貴人格で正官格に入格している人を、特に歳得格と言います。

正官格の中で、最も良い格とされています。

歳得格の人は、生まれも育ちも高貴な人で、生まれながらにして財や名誉に恵まれます。

白虎持旺格

日支から天禄星が生まれる人は白虎持旺格と言い、先祖の得のある家系に生まれますが、1代運です。

頭が良く、機転の効く人ですが、後天運で日支が刑や冲、害に会うと先祖の得を使い果たしてしまいます。別名、天元禄格とも言います。

例)

乙  ●  ●

卯  ●  ●

●  庚  ●

乙庚は、人体星図の中心に『牽牛星』を生み、乙卯は、人体星図の晩年期に『天禄星』を生みます。

2013-07-11 創喜