算命学10分レッスン(493日目)応用編・刑法
★生貴刑の実際
この刑は、命式の中に『寅と巳』、『巳と申』、『申と寅』のどれかの組み合わせを持つことを言います。
このうち寅巳の刑は、害法と重複しますから、害と刑の両方の現象が現れることになります。
しかし、刑は対外的な人間関係や現象に現れる分離条件ですから、身体に現れる現象は害法で見て行くことになります。
そのため、ここでは害法の内容(健康)には触れません。
何か新しいことを始めようとすると、必ずスタートでつまずく人がいます。
つまずくという現象は、いろいろな形で現れますので、算命学を知らなければ社会的な常識で判断し、納得したり諦めたりしてしまうでしょう。
しかい、その原因が命式にある刑だと知っていれば、スタートのごたごたを克服し、目的に向かって前進する勇気が湧いて来るでしょう。
スタートが悪いという現象は、誰かに邪魔されたりあるいは期待した人の協力を得られなかったり、思いのほかお金が掛かったり、飲食店などの場合には良い物件が見つからなかったりと、千差万別です。
丁度その時期に体調を壊す、なんてこともあるかも知れません。
どんな現象が起こるにせよ、この刑の持ち主には必ず何らかのスタート阻害要因が起こると考えてください。
特に目下(部下や後輩まど)との間にトラブルを起こしやすいので、立場の弱い者に対しては気を配ることが必要です。
さて、様々な問題をクリアしスタートを切ってしまえば、前進する力は大きなものがあります。
成功する確率が格段に高いのです。
しかし、目下とのトラブルが起きやすいという状況は変わりませんので、引き続き注意が必要です。
次回は、庫気刑の実際です。
2014-12-04 創喜