算命学10分レッスン(544日目)自然との対比
干支番号30番『癸巳』
癸巳 を自然界に比定しますと、癸は陰の水質で小さな水の塊り(湧水・小川・雨など)です。
巳は陰の火質ですから、一見すると火の上にある小川ですから、蒸発してしまいそうですが、巳の28元には庚がありますので、金生水と庚が水源の役割をしますので、この癸は枯れることがありません。
そのため算命学では、こんこんと湧き出る水が谷間を流れ下る様子とし、岸辺を青々と繁る緑で覆われた谷の深い山が延々と続く景色に例え『清水の遠源』と言います。
丁巳が月柱か年柱にあれば財格となり、金銭運に恵まれます。
しかし、亥の対冲に会うと流れの包みが壊されると見て、まとまりの無い人生になってしまいます。
火質の上の水ですが、枯れることが無いのですが、常に蒸発しやすい状態にあることは避けられません。
これは六親に縁が薄いという現象で現実に表れます。
癸巳生まれの人は、基本的には水質ですから、火質は蒸発を促すので避けなければなりません。
つまり、火質である酒は人生を間違いやすくするので、出来るだけ控えるようにしてください。
癸巳は、縦線(精神性)の剋線ですから感受性が鋭く、芸術性を必要とする仕事に向いていますが、天報星がでますので、多芸多才の質も有しています。
いろいろなことをしたくなりますが、一つの道を選んで集中しないと成功しません。
また、社会的に成功するためには、配偶者が良いと駄目なので、内助の功という言葉はこの人には当てはまりません。
男は悪妻、女はぐうたら亭主を持って成功するのです。
ただし、生まれて来る子は、頼りになります。
★吉星
庚・・・玉堂星
辛・・・龍高星
甲・・・調舒星
乙・・・鳳閣星
丙・・・司禄星
★凶星
癸・・・車キ星
戊・・・牽牛星
亥・・・天将星
※人生の特徴
人を恨むと、その恨みが仕事のモチベーション(原動力)となり、一生恨み続けます。
2015-02-27 創喜