算命学10分レッスン(545日目)自然との対比
干支番号31番『甲午』
甲午を自然界に比定しますと、甲は陽の木質で樹木・大木を表します。
午は陽の火質ですから、大きな強い火あるいは太陽の火などを表します。
立っている大木が大きな強い火に下から炙られているため、乾き切って精気を失って失っている状態です。
水質で助けることも必要ですが、もう間に合いません。
こうなってしまった以上、最早立ち木として存在してもその存在意味がありません。
切り出して大工や木工職人が材木として使うことで、世の中の役に立ちます。
そのため、算命学では『工師運斥の木』と言います。
材木を切り出すのは、鋸などの刃物で算命学では庚金ですから、庚が吉星の筆頭となります。
★吉星
庚・・・車キ星
辛・・・牽牛星
亥・・・天貴星
辰・・・天堂星
壬・・・龍高星
癸・・・玉堂星
★凶星
丙・・・鳳閣星
丁・・・調舒星
子・・・天恍星
戊・・・禄存星
己・・・司禄星
甲午から算出される12大従星は天極星です。
天極星は陽占の老年期に出ますので、配偶者の位置の下が2点の天極星となります。
この場所に出る天極星と天馳星は、配偶者と上手く行き難いということを暗示しています。
しかし、午に含まれる28元は己と丁で、甲は己と干合の関係ですから、甲午は妻の座と暗号しています。
ということは、配偶者と上手く行かなくなっても、なかなか別れられない関係となります。
冷たい夫婦、腐れ縁の夫婦、憎みあう夫婦、こんな夫婦は世間体を気にしたりしないで、人生を無駄にしないためにも、思い切って別れましょう。
形だけの夫婦はお互いを不幸にするだけです。
※人生の特徴
純粋な気持ちを持ち続け、人を疑わないお人好しです。
●蛇足
数理法でみますと、本人甲―午は、天極星で2点。
配偶者は己―午、天禄星で11点。
本人=2点と配偶者11点の差は9点ですから、夫婦の反目が必ず生まれてしまいます。
これが、夫婦仲が悪くなるという鑑定の根拠です。
2015-03-02 創喜