算命学10分レッスン(604日目)守護神法その3
守護神法その3
1、春木論
春生まれの木質(月支が亥・子・丑)は、まだまだ冬の寒さが残っている時期の木ですから、火質の暖かさを必要としますが、水質はあまり必要とはしません。
木質自体は、春に勢いを増しますので、環境によって木に力をつけなくても、季節そのもが木の力を育みます。
このように、春先の木質は特段に水質を必要としませんが、木質を一般的に論じた場合、水質は生存に無くてはならないものです。
水が無ければ、木は勢いを失い枯れてしまいます。
理想的な木質の環境は、火質が天干(太陽)にあり、水質が地支(地下水)にあるということは、自然界を見れば良く分かると思います。
木質には火質と水質の2つの質があって、初めて良い環境が揃うのです。
そのため、水質を剋す土質が多すぎますと、水質が不足するので木質は力を削がれます。
土質が少なく、水質が剋されなければ、木が生き生きとするので、人間に比定して才能が豊だとしますが、この判断は成功か不成功かを不問とします。
木質を剋す金質は、先に述べましたように特段悪い環境とし、一生波乱から免れない命式です。
ただし、命式に木質が多すぎる場合は、ある程度の伐採が必要なので、金質を良とします。
春木の守護神
春木の守護神は、火質(丙・丁)、土質(戊)ですが、この干が命式中で取れない場合、金質(庚)を守護神として取ります。
ただし、守護神としての格は、一段落ちることになります。
2015-05-27 創喜