算命学10分レッスン(636日目)守護神法その36
守護神法36
30、未月(7月)生まれの丙(日柱)
未月は、夏から秋へと季節が移り変わる節目の時期で、夏といえども火質の勢いは弱まってきています。
しかし、夏の丙ですからまだまだ壬を守護神に取ります。
壬の水源となる庚は、守護神の補佐としての役割です。
同じ水源となる辛は、丙と干合し丙を消してしまいますので、辛は28元に隠れている場合のみ、補佐にとることができます。
壬・庚が命式にあれば、立身出世思いのままで高級官僚になれます。
この場合の最高の組み合わせは、庚と壬が隣同志で相生関係になっている場合です。
このことを算命学では、「点身両透」または「守備点身」と言いますが、難しい言葉なので覚える必要はありません。
命式に庚の補佐がなく、壬だけがある場合は、戊が命式にあるかないかでかなり差があります。
戊は壬と相剋関係ですから、戊がなければ壬が1つだけあれば、小さな財産と小さな名誉を得ます。
しかし、戊が命式にあれば、壬の守護神の力を削ぐので、単に一地方(故郷)の秀才で、地方で活躍することはできますが、中央の桧舞台に出ることはできません。
また、己が命式にあると、壬の水を濁すだけで、平凡な俗物人間になってしまいます。
しかし、己があっても申・亥などが命式にあれば、28元に壬がありますので、壬に根があることになり、例外となります。
壬が全く命式に無い場合、わけのわからない迷いが付きまといますので、成功する運は持ち合わせていません。
未月生まれの丙は、巳月・午月とは異なり、大運が南西の地を回ると運が上昇します。
北方の地を回るのは、その次に良いとします。
まとめ
未月生まれの丙の守護神は
1、壬 2、庚 です。
2015-07-20