算命学10分レッスン(906日目)守護神法96
辰月(4月)生まれの辛(日柱)
辰月は春から夏へと、季節の変わり目に位置する土用です。
土質には辛が埋没しやすいので、土質を制する(剋する)ために、壬と甲を必要とします。
しかし、辰は28元に水質癸を含んだ土質であるため、辛を生じますが力の弱い辛金です。
そのため、壬に気を洩らすのが良いのです。
壬と甲の両方が天干に出れば、富と名誉名声の二つが手に入ります。
このときに、丙が天干に出ると、丙と辛は干合して水質になりますので、これを貧合といい日干のエネルギーは官の気に片よりますので下格とします。
地支が三合会局の水局、申子辰になる場合は、純粋な水質であれば格は上がりますが、水質が戊や己の土質で濁らされる場合は、返って病に伏せることとなります。
支に亥がある場合は、亥の28元にある壬と甲が財を得られるような作用をしますが、すごく弱い働きしかありません。
地支に水局のみが出る場合、戊で水質を剋することが良いのですが、辛が戊に埋もれる心配があります。
これを防ぐためには、天干に甲が出ることが必要で、もし甲が出ればそれをもって富と名誉を得るとします。
甲が無ければ才能は高く、清らかな精神性を持っていますが、出世はできません。
甲の代わりに乙があったとしても、力量が不足します。
土質の支4種類(丑・辰・未・戌)がある場合は、甲で剋すことが絶対条件となります。
甲が無い場合は、のろまで愚鈍かつ卑しい人となります。
火多の場合は、火質を剋す壬がなければ、算命学では火土雑乱と言い、災いから逃れることはできません。
火質が旺(最盛)となれば、金質を溶かしてしまいますし、土質は乾燥し金質は危うくなります。
この場合、甲があっても火質の燃料となるだけで役には立たず、信仰の道に入って孤独で貧しい人生となります。
しかし、壬が天干に出れば、人生にかなりの発展が見られます。
壬ほどの効力は無いにしても、癸が天干に出ることも有用です。
まとめ
辰月生まれの辛の守護神は、
1、壬 2.甲 です。
2015-10-30
創喜