算命学10分レッスン(うつ病的な症状について)モデル3の方からの質問
うつ病の症状を算命学的にみていますが、サンプル3の方からの質問がありましたので、皆様の勉強に役立てられればと思い、公開で回答いたします。
質問
陽占の七殺で出る十大主星はどこから算出されますか?
答え
これらは28元から算出されます。
勉強を始めたばかりの人は、天干と地支のすぐ下に出る28元だけを教えられている場合もありますが、詳しくは28元全てを出して鑑定します。
輝かせなければならない星の算出方法は、ここでは置きますが、基本講座を受けられた方には説明しましたので、思い出してください。
尚、石門星は丁からの算出ですが、この方の28元に丁はありません。
何かと勘違いして出してしまったようです。御免なさい。
質問
長患いの状態について。
答え
日柱は自分自身、月柱は家系、家系とはその人の命の流れそのもで、両親ではありません。
両親もこの家系の中で命を与えられているのです。
そのため、月柱は月支元命と言い、命の元です。
この命の元と自分が対立する関係にあるのですから、極端に言いますと、常に命が脅かされている状態と言えます。
丙寅と相性が悪い気は、壬と申ですから、これを命式に持っていること自体が葛藤を抱えることになりますが、その葛藤は無意識ですが健康不安です。
しかし、体調に不安はあるもの、命に別状のあるような病気ではありませんので、気にしないで生きることです。
長患いの内容は、詳しい鑑定をしないと何とも言えませんが、うつ状態もそのカテゴリーに含まれます。
人を思い通り動かせないと悟られたとありましたので、長患いがもしうつ病的なものでしたら、早晩解消されると思います。
また、一般的に言えば、長患いは慢性病です。
子供さんとの関係についても質問がありましたが、今回のブログの趣旨は、うつ的な症状についてですから、子供さんの鑑定につきましては、ご容赦いただきます。
質問
「精神」と「現実」とはどういうことでしょうか。
精神・・・企画、計画、文化芸術、宗教、理念、理想
現実・・・企画や行動の実行や実現、行動の成果、金銭的・物質的に恵まれること
という理解でよろしいでしょうか。
答え
精神とは、思考であって、現実の動きを伴わないものです。
現実とは、物理的な事象ですから、象徴的には「お金」と言えます。
基本的には、この方の分類で良いのですが、宇宙盤で仕分けする行動領域には、精神の未来、精神の現実、現実の結果、現実の精神という4つあります。
簡単に言いますと、精神というのは、身体を使って物理的な仕事をしないこと、現実とは身体を使って物理的な仕事をすることです。
その意味で、企画や計画を思い着くのは、精神性、企画や計画を実現する方法を講じるのは精神の現実、それを実際に実行するのは現実の結果、その結果を評価するのは精神性の結果となります。
質問
現実星を精神的な側面で輝かせるための一工夫、とはどんなことがありますでしょうか。
答え
この方が輝く仕事について
以前に、外国人に日本語を教える仕事をしていたということですが、キチンと報酬を得ていたと思いますが、この方には龍高星がありますが点数は1点です。
地位や住居が不安定な人の相手は苦手ということですから、外国人を相手にすることが、ストレスになりかねません。
また、子供さんの学校の勉強を教えていることから、学習塾のようなことを考えてもおられる様ですが、ちょっと違うなと感じます。
この方の宇宙盤の領域は第1領域と、第3領域ですから、結果を分析すること(現実の精神)とそれから改善策を発想(精神の未来)が特異な筈です。
本人は気付いていないかもしれませんが、橋下大阪市長のような思考形態です。
結果から現実の悪い部分を改善する斬新な発想力を持っています。
しかし、その発想を自分で実行すると、チグハグなことになって失敗します。
可能なら、結果の良否を分析してあるべき姿を提案する「コンサルタント」とか「カウンセラー」のような仕事が向いています。
もちろん、算命学をもっと勉強されて、算命学を基本にした人生のカウンセラー(占い師ではありません)のようなことをされるのも一つの選択肢です。
その他、子供達が育ち楽になった今は、体力が落ちたとかあるようですが、ブログに書きましたように、家庭とのシーソーゲームです。
それと、長患いとも少しリンクしています。
お伺いした様子では、その現象が軽く済んでいるようで、安心しました。
質問
私が自分のうつ的状況の原因として自覚しているのは、外で仕事をしたい気持ちが強いのに、専業主婦でいること。
答え
現在のこの方の大運は、丁丑です。
つまり、石門星が廻ってきています。
石門星は人体星図東の司禄星と七殺の関係になります。
この七殺は、家庭破りの星として、女性にあると凶星とされてきました。
外で働きたくてしょうがない星だからです。
しかし、お勤めは不向きです。
2・3年前からこの石門星の世界に入っており、後8年位はこんな思いが強いままでしょう。
機会を捉えて積極的に外出しましょう。
音楽会、美術館、映画、あるいは何かの勉強、地域のボランティア活動などです。
また、うつ症状の原因としては、中年期の天胡星も考えられます。
天胡星は、完璧主義、完全なものを求めます。
ですから、意識して少しずぼらになりましょう。
皆様、少しは勉強になりましたか。
2015-11-16
創喜