芝蘭の体験鑑定10

芝蘭の体験鑑定10

ニックネーム カメ仙人さん 次男 2016 年 5 月 31 日

相談内容

私の次男についての相談です。 

長男は不器用ですが好きなことを見つけそれができるようになるために、没頭するタイプ。 次男は兄の真似をして、兄よりもそつなくできてしまうため(何事も努力さほどせずできて しまう)すぐ 

【もうおもしろくない】 

【やめる】 

となってしまいます。 

また、変にプライドも高いです。 

好きなゲームの YouTube をみてはゲーム技術を取得すること 

【亀】や【昆虫】をみたり図鑑を見ること 

は好きなのですが。 

 

次男が長男のように好きなことに没頭できる力を身に付けるにはどのような関わりが必要 なのでしょうか? 

 

 

陰占

  癸 癸 丙  

寅 丑 巳 申  

卯 己 丙 庚  

  癸 戊 戊 

  辛 庚 壬 

  50 30 33

 

陽占

    司禄星 天極星 

車騎星 司禄星 玉堂星 

天南星 貫索星 天報星 

 

総エネルギー 241 

排気量 5.0(理想:8.03) 

車幅 28 (平均 50) 

スピード 0.12 (標準 0.23) 

 

大運 初旬 2 才:甲午 2 旬目 12 才:乙未 3 旬目 22 才:丙申 4 旬目 32 才:丁酉 5 旬目 42 才:戊戌 6 旬目 52 才:己亥 7 旬目 62 才:庚子 8 旬目 72 才:辛丑 

鑑定

(本来おうち学習生特典のこの体験鑑定は、ご本人の命式でのお悩みのみ受け付けておりますが、今回は特別に鑑定しています)

貴幼法(B コース4)という占技があります。人がこの世に生を受けて人生をスタートさせ る時点で、その人がどのような思考を持って成長していくかを知るための理論です。 

環境対星とは子どもの育てられ方が、命式で与えられた自然の法則に合っているかいない かを判断するために使用する占技です。 

自然から与えられた命式に沿った育ち方をしていれば、その子が大人になってから宿命に 持ち合わせた星が輝きを増しますし、自然に反した育ち方をした人は残念ながら、星を輝 かすことが出来なくなってしまいます。 

次男の環境対星は司禄星です。司禄星は引力本能で、引きつけたものをコツコツと蓄積して いきます。平均的な中流家庭ながら庶民的で、平凡な両親が堅実に家庭生活を送り、安定し て明るい家庭で育てられることで、後々運が伸びて行きます。

中心星も司禄星で蓄積の星です。そのため、物質的なものを期待する通りに与えると、節度 なくものを欲しがるようになってしまいます。 

欲しがるままに与えると、与えられたという思考が蓄積され、与えられるとことが当たり 前となってします。よって、努力をしない人間になってしましますから、親は自分の努力で 掴み取るという考え方を育ててあげることが大切になります。形のないもの、知識や経験や 学問、自分が努力しないと蓄積できないものを得るための経験をさせてください。 

三分法占技(D コース 5)という占技があります。三分法占技は陽占を幼年期、中年期、晩 年期と 3 つの時代に区分して考える占技で、人間の精神世界をより広く、より深く分析す るための技法です。 

次男の幼年期は天極星と司禄星(北方)と玉堂星(東方)です。 

天極星は人間の一生に比定しますと、死の瞬間の時期です。肉体と精神がなくなり、無の世 界となります。無の世界には善悪の区別もありません。 

善悪に見境がありませんから、生きている環境に影響されるため、人としてやっていいこ とと、悪いことをしっかりと教える親のしつけが非常に大切になります。 

また、天極星は死ぬ瞬間ですから、人間が最終的に帰結するところであるため、悟りきっ た世界観を生きており、何かに執着することがありません。 

玉堂星は頭を使って理解し習得しますから、頭の回転が良く勉強ができます。また、天極星 を持っている人は頭の良い人が多いです。よって、学んで知識を吸収し、蓄積していくこと に長けていますから、どんどんと学ばせてほしいです。玉堂星は伝統的なもの、古典的なも のを好みます。クラッシック、歴史、古典文学、囲碁、将棋、茶道、華道、書道、柔道、相 撲など興味を持つものを学ばせてください。 

司禄星は貴幼法で示しましたように、知識、経験、学問、研究など努力して掴み取る精神 的な蓄積をしてください。 

一番輝かせる星は車騎星です。八門法(A コース 9)では車騎星が中心となります。好まし い育てられ方は、貧しさが土台となり、周りに揉まれて育つと良く、豊かに育てるといけ ませんから、物などをあまり与えないで育てると良いです。スポーツをさせると良いでしょ う。

流動占技(B コース 10・D コース 6)から、親・目上との関係を見ますと、北方と中心は 司禄星で比和となります。自然の形は中心が北方を剋します。比和は準剋線と見ますが、目 上との意識は対等となり、友達関係で目上と気楽に付き合いますので、目上から見れば無 礼者に見えます。よって、目上には従い切れないところがありますが、親からは学ぶものが 多いです。 

以上をまとめますと、次男は天極星で物事に執着しません。中年期も天報星が廻っていま すから、転職を繰り返す要素は大きいです。興味がころころ変わることは好奇心があるとい うことでもあります。人によっては一つのことに一生を捧げる人もいれば、好奇心が強くて いろいろなことに挑戦し、たくさんの経験を積む人もいます。どちらが良いということはで きません。自分の宿命の通りに生きることが大切です。宿命にある星を輝かせた生き方をす れば人生は輝き、宿命に反した生き方をすれば、くすんだ人生となってしまいます。 

カメ仙人さんは次男に物質的なものを与えるのではなく、精神性を育てるようなことに挑 戦させてあげてください。運動は好きだと思いますから、伝統的な柔道や剣道、弓道など 作法や型があるようなものが良いでしょう。 

自分のお腹から生まれた子どもでも、一人の人間です。それぞれが異なった宿命を持って生 まれてきます。その宿命を活かせるかどうかは、最初の環境である親の接し方、育て方が非 常に大切になります。 

物事に没頭できないからと言って、兄と比べたり、頭から押さえつけて、叱ったりするこ とは決してしないでください。子ども時代は親の影響を強く受けます。親の育て方が大変重 要になってきますから、子どもの宿命を知り、子どもが自分らしく生きられるような環境 を作ることが親の大事な役目となります。 

今回の鑑定を参考にされて、それぞれの占技から長男もどのように育てたらよいか考えて みてください。 

芝蘭

創喜塾鑑定士  芝蘭

芝蘭先生へのお礼の手紙