算命学10分レッスン(2日目)
宇宙エネルギーの法則が、すなわち自然の法則であり、われわれ人間を支配しているパワーそのものだということは、1日目で学びました。
この宇宙パワーを詳細に分析した古代東洋人(日本人・中国人)は、宇宙パワーの大本が5種類(質)でできていて、現実に起こるどんな現象も、この5つの質と全ての事象には裏と表があるという陰陽論で説明できることを発見しました。
しかし、目に見えない宇宙エネルギーを元に、どんな法則や理論を展開しても誰にも理解されず、宇宙エネルギーの法則論はただの絵に描いた餅にすぎません。
そこで、目に見えない宇宙エネルギーを目に見える記号で表すことにしました。
人間が生きていくために必要な宇宙パワーは、木質・火質・土質・金質・水質の5質に分類されます。
『もっかどこんすい』と覚えてください。
もちろん、この5質は自然界に存在し、自然の法則に従ってそれぞれ働いています。
木は、燃えると火を生み出します。火は、木を燃やして灰を生み出し、灰は土に返ります。土は、固まって固い岩になります。土が岩を生み出すのです。そして、岩には鉱物(金属)や宝玉(宝石)が含まれていますので、算命学では金質に分類しました。岩は山に降った雨をろ過し、湧水としてきれいな水を生み出します。水は、緑の木々を潤し育てます。
このように、自然界では5つの質が自然の法則として、何度も何度も繰り返し働いています。
木質から始まった自然の巡回は、算命学で、『相生(そうしょう)論』と言い、事物を生み出す関係です。
『もくしょうか、かしょうど、どしょうきん、きんしょうすい、すいしょうもく・・・』と覚えてください。
さて、生み出す関係があれば、否定しあう関係もあるのが自然界の決まりです。
人間で言うと、味方がいれば敵がいるということでしょうか。
木は、地中にしっかりと根を張るために、固い土をこじ開けます。土は、水を吸収し分散してしまいます。水は火を消します。火は、金属を溶かします。金属は、刃物となって木を切り倒します。
自然界で起こるこのような関係を『剋す(こくす)』関係として、算命学では、『相剋(そうこく)論』と言います。
『もっこくど、どこくすい、すいこくか、かこくきん、きんこくもく・・・』と覚えてください。
今日は、5行論(ごぎょうろん)と、その相生相剋論(そうしょうそうこくろん)を学びました。
2012-05-27 創喜