算命学10分レッスン(3日目)
空間を表す記号
人間は肉体を持っています。その肉体は単に空間を皮膚で囲ったものにすぎません。また、その空間は時間の流れという要素の中に存在し、時間と共に姿を変えます。
つまり、人間がこの世に存在するためには、空間と時間が不可欠な要素なのです。
算命学は、この空間と時間を目に見えるように記号化しました。
空間の記号は、干と言い次の10個です。
甲(こう)・乙(おつ)・丙(へい)・丁(てい)・戊(ぼ)・己(き)・庚(こう)・辛(しん)・壬(じん)・癸(き)
この記号もそれぞれ木・火・土・金・水の五行に分類されます。
木質=甲・乙 火質=丙・丁 土質=戊・己 金質=庚・辛 水質=壬・癸
となります。
甲木(こうぼく)・乙木(おつぼく)・丙火(へいか)・丁火(ていか)・戊土(ぼど)・己土(きど)・庚金(こうきん)・辛金(しんきん)・壬水(じんすい)・癸(きすい)
と覚えてください。 声を出して繰返すことで、自然に覚えるようにしましょう。
時間の記号は、皆さんが良く知っているものです。
子・丑・寅・卯・辰・巳・午・未・申・酉・戌・亥の12個です。
いわゆるエトと言っているものですね。この12の記号は、支と言います。
この12の支にも5行の分類があります。
木質=寅・卯 火質=巳・午 土質=丑・辰・未・戌 金質=申・酉 水質=亥・子
寅木(とらぼく)・卯木(うぼく)・巳火(みび)・午火(うまび)・丑土(うしど)・辰土(たつど)・未土(ひつじど)・戌土(いぬど)・申金(さるきん)・酉金(とりきん)・亥水(いすい)・子水(ねすい)
と覚えてください。
この2種類の記号を合わせて算命学では『干支(かんし)』と言いますが、日本では(えと)と読み、動物の種類だけを意味する言葉として使われているようです。
今日は、人間の存在を表現する記号を学びました。
2012-06-14 創喜