算命学10分レッスン(6日目)

算命学10分レッスン(6日目)

天中殺

天中殺の理論的構造は、4日目で学習しました。その天中殺は、個々人の陰占命式表日柱で決まります。そして、その天中殺は、人生航路における呼吸のようなもので、空気を吸い込むタイミングだと言われています。

算命学では、天中殺は人生を包み込む『エナ(胎児を包む袋)』のようなものだと考えています。

そして、その天中殺を持った人の人生が、どのような傾向を持っているかを見るために使います。

以下、それぞれの天中殺についての意味合いを説明します。

・子丑天中殺

運気としては初代運で、自分の代が家系の始まりとなるような人生になります。

当然、それまでの家系からの応援や恩恵は受けにくい人生でしょう。

子供運は良く、人生を楽天的に明るく考える人となります。

・寅卯天中殺

家系の二代目、三代目として家系の流れを受け継ぐ人です。

従って、財産など物心両面で家系の恩恵を受ける人生になります。

人生がどれほど多忙であっても、静かな生活に憧れています。

特徴は、落ち着きがあり、かつ家庭的な人です。

・辰巳天中殺

家系からはみ出してしまい、運気としては初代運と同じようになります。

人生を現実的にとらえ、たくましく生きて行きます。

どんなに苦しくても、人生から決して逃げ出しません。

自力で運を切り開いて行く人で、他家に入って運を伸ばします。

・午未天中殺

家系の流れの最後を受け持つ人です。つまり、自分の代でそれまでの家系の流れが止まってしまい、

次の代(子供の代)からは、異質な流れとなります。

例えば、先祖代々暮らした土地を離れたり、家業を全く別のものに変えたり、一家で海外に移住したりと

いう具合です。

子供運では苦労しそうですが、物事を理論的に考えたり、理性的で冷静な行動をとる人です。

しかし、人生そのものにスカッとした明るさは望めません。

・申酉天中殺

家系の流れの中で、二代目や三代目を受け継ぐ運で、家系から物心両面の恩恵を受けやすい人です。

人生の安住の地を求めてさ迷うような、不安定な心を持ち、そのため年中バタついて、いつも忙しく落ち

着きのない人です。

・戌亥天中殺

自ら家系の流れから飛び出す人です。

運気としては、初代運です。それも自力運で、独立して運をつかみます。

人生の厳しさや現実の苦しさから逃げやすい人です。

理想主義・空想主義者で、大きな夢を持っている人でもあります。

今回は、天中殺の傾向について学びました。

 

2012-07-09 創喜