算命学10分レッスン(27日目)
干支番号21番 甲申
甲申を自然界に例えると、甲は大木、申は陽の金質です。
申の定位置は西、季節は秋にあたりますので、人の人生に置き換えると晩年になります。申の上に座る大木は、枝葉を枯らしている状況と考えられます。
枯れた枝を落とし、材木として切り出して人の役に立てるためには、鋭利な刃物が必要です。
申は金質ですから、刃物とも考えられますので、必要なのは刃物を鍛える火(丁)です。
そのような状況から考えるこの人のキャラは、好奇心旺盛で趣味も広く、いろいろなことについつい手を出したくなってしまう性格です。
そのため、新しいことに次から次へと手を出し、何もかも中途半端で終わってしまい、食い散らかしているようにみえます。
それは、エネルギーが満ち溢れ、じっとしていることが嫌いで、常に動いていないと駄目になってしまう人だからなのです。
多芸多才で器用貧乏的な要素を押さえ、いかに一つのことに専念し、それを完成させることができるかが、人生の成否を左右します。
器用に何でもこなし、多方面に渡って活躍の場を求めれば、ほんの一時なら小さく成功するかもしれませんが、それで終わりになってしまいます。
目的を一業、あるいは一芸に絞り専念すれば、晩年が安定します。
十年、二十年と長期的に同じことを継続し、キャリアアップしていくことで、運を発展させて行く人なのです。
また、気位が大変高く、目指す理想が高い上に夢も大きいので、常に実現不可能なことを追い求めているように、他人には見えてしまいます。
そのため、あまり普通の人と交わることをしない人です。
運が悪いと感じている人は、日柱の干が丁の人との交流を深めましょう。
2012-11-01 創喜