算命学10分レッスン(29日目)
干支番号23番 丙戌
丙戌を自然界に例えて「地網の日輪(ちあみのにちりん)」と言います。
丙は陽の火質で、太陽を意味します。
地支の戌は、秋の宵7時から9時頃の時間を表し、併せて水源の土質という意味を持ちます。
この時間の太陽は地平線の下に沈んでいますので、地を網に見たて、さながら網に捕らえられ勢いを失った太陽に例えられました。
算命学の相生相剋論から見ると、自分自身(丙)を常に基盤である火に洩らしている状況です。
火生土で、洩らされる(生じられる)ものは子供ですから、子供運が良いと見ますが、洩らしすぎると自分の力が削がれ、バランスを欠いてしまうので良くありません。
この人のキャラクターは、社交性豊で明るく協調性に富み、誰からも愛されていつも仲間が周りに集い、共通の時間を過ごすことになります。
孤独な時間を作ることが大嫌いで、一人で勉強したり、研究したりすることは耐え難い苦痛と感じます。
社交性には抜群のものがありますが、目上の人との付き合い方に問題があり、ため口をきいてひんしゅくを買い、失敗することなどが往々にしてあります。
一生を通じて食べることに困るようなことはありませんが、そのために、何となく安心感のようなものが働き、進取の精神に欠ける面があります。
もし、大望を抱いたりすると運気が下がります。
自尊心もかなり強く、外面を飾ることを好みますが、誰からも嫌われない質を活かして、人を相手にするような職業に就くと良いでしょう。例えて言えば、商人、政治家、芸能人のような職業です。
一人でコツコツと研究したり、ものを考えたりする職業や生き方は、もっとも苦手です。
結婚運はあまり良くないようですが、子供運は良好です。
また、小さい子供の頃に生命の危険にさらされるような事項が生じやすいので、子供がこの命式を持っていたら要注意です。
もし、この命式があなたなら、すでに幼少期を脱しているので、生命の危険はありませんのでご安心ください。
2012-11-11 創喜