算命学10分レッスン(34日目)
干支番号28番 辛卯
辛卯を自然界に例えると、辛は陰の金質で小さな刃物や宝石を意味し、卯は陰の木質ですから草木と見ます。すると、草木の上に刃物が乗っているのですから芽を出そうとすると切られてしまい、なかなか芽を出せない草木ということになります。
地中には根があるのですが、いっこうに芽が出ないことから、生まれた時のままでは運が開けない人と見ます。
人生は自分自身の手で切り開くしか道はありません。そんなところから、自立の干支、一代目運の干支とされています。
この日生まれで二代目、三代目の人は、親を含めた親族に頼ることなく、自分の力で事業を始める自立創業の道に進むほうが良いのです。
芽を出そうとしても頭からちょきちょき切られてしまうところから、受身的で大人しい人です。
心が穏かで愛情に溢れ、人間的な魅力もあり人に慕われます。
また、自分の利益も省みず、他人の面倒を見たりするようなお人好しでもあります。
行動は善意からのものでも、あまり深く考えないところがあり、必要以上に尽くしたり、自分の限度を超えて人の面倒を見たり、お節介が過ぎてしまうこともあります。
自分は意識しなくても、相手が傷ついてしまったりしているかもしれません。
動きには品性を兼ね備えていますが、庶民感覚に裏打ちされた庶民レベルの動きで、一般的に見れば理想的なのですが、ここ一番のチャンスに力量不足が出てしまい、大きなチャンスを逃すことがあります。
人間性が良く、一流品を好みますが、そのバランスがうまく取れない人です。
この干支を持つ男性の場合、少し物足りない生き方になってしまう命式かもしれませんが、女性であれば、全体として幸運な生き方と言えるでしょう。
2012-12-13 創喜