算命学10分レッスン(38日目)

算命学10分レッスン(38日目)

 

干支番号32番 乙未(おつぼくのひつじ)

乙未を自然界に例えると、天干の乙は陰の木質で、草木を意味します。

この場合、蔦や藤と考えます。

これらの植物は、樹木に巻きつくことで成長し、命を保つことができます。

樹木は陽の木質、甲です。

地支の未は雑気の燥土(乾いた土の畑)なので、太陽よりも先に水が必要です。水が無ければすぐに草木は枯れてしまうからです。

草木に役立つ水は、陽の水、壬ではなく、陰(雨水、小川の水)を意味する癸です。

このことから人間の性情を推し量りますと、あまり感情的にならず、目的や未来に黙々と進んで行く人で、目立つこともないのに何となく可愛がられます。

世間の常識をきちっとわきまえ、人に迷惑をかけることもなく、また嫌われることも無く過ごして行くため、ややもすると、自分を殺し言いたいこと言わない小心者と思われたり、神経質な人と見られたりすることもあります。

生き方に派手さはなく、堅実に人生を送って行きます。

現実をしっかりと認識しているかどうかは別として、行動パターンが確実でしっかりしているのです。

波乱の少ない平均的で可もなく不可もない生きかたなので、家庭の主婦がこの命式であれば、平穏で幸せな生き方と言えるでしょうが、男性にとっては、やや物足りない人生かもしれません。

また、長男、長女に生まれた場合、持ち前の能力が発揮できるのですが、そうでない場合は才能や能力が出にくく、どら息子、どら娘になりやすいので注意してください。

次男以下、または次女以下に生まれた子は、分家を出して跡取りにするとか、養子に出すとかして、長男長女的な人生を送らせるようにすると、才能が発揮できます。

 

2013-01-04 創喜

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です