算命学10分レッスン(39日目)
干支番号33番 丙申(へいかのさる)
丙申を自然界に例えると、丙は陽の火質=太陽であり、地支の申は西方または時間に置き換えると夕方3時から5時頃の時間です。
そのため、この命式は中国大陸の西方に位置する崑崙山脈上空に達し、やがては没してしまう太陽に例えられたのです。
夕日はこれから力を失い、暗くなる一方ですから、人間にとってうれしい命式ではありません。しかし、自然界に夜は必ず訪れますから、真っ暗な闇に支配される夜をより良く過ごすための知恵を搾り出す必要があります。そのため、この命式を持つ人は、知恵が生まれる人と考えました。
性情は、心の中の複雑な重いとは裏腹に、表面をうまく繕うことができます。
現実的な思考力や力量が弱いため、努力家になりますが、なかなか現実の世界では運が伸びません。
その分感性が強いので、空想や夢の世界をさ迷ったり、その中に入り込んで精神的に遊んだりすることが得意です。
感性が鋭く、直感で人を判断しますので、信用した相手に裏切られたと思うことも良くあるでしょう。
純粋な精神は、品性を保ちながらも風流な心に富んでいますので、文学・詩歌・絵画などに才能が発揮されるでしょう。
精神的な思考に傾いている人ですから、金儲けそのものを目的としたような現実的職業には向いていません。精神性を生かす職業が合っているようです。
何もないところから何かを生み出す創造力が、仕事に結びつきます。
具体的には、既成概念では想像もできないような物事や、奇妙なもの、珍しいものがアイデアから生まれ、それを商売に結びつけることが成功する秘訣です。
物事に固執したり、なんでもかんでも自分のテリトリーに入れて離すまいとするようなところがあり、歴史や人へのこだわりが、伝記作家・歴史小説などの分野で輝きを発揮し、才能を開花させやすいこととなります。
2013-01-09 創喜