算命学10分レッスン43日目
干支番号37番 庚子
庚子を自然界に例えますと、天干の庚は陽の金質で鉄鋼金を表し、地支の子は北方の水質を現します。
水の上に浮かんだ鉄や金属は、ほっておけば水の中に沈んでしまいます。
このため、算命学では『沈石』と言って、世に出ない人・役に立たない人の命式としています。
いつ沈むかわからない位置にあるため、波乱に満ちた生涯を送ることになります。
のんびり生きることは、この命式を持つ人にとって安住ではありません。
とくに女性は、家庭運が薄いので平凡なサラリーマンの妻には向いていません。
夫に対して不平不満が多くなるのです。
常に激しく忙しい職魚を持つ夫を得て、共に働き頑張ることが最良の生き方と言えるでしょう。
また性情は、現実に立脚することなく、常に物事を先走って考え、一人で取り越し苦労をしてしまうような、心に落ち着きのない人です。
常に先に進みすぎてしまい、ふわふわとした感じで過ごしてしまいます。
社会の表にたつことを無意識のうちに避け、ひっそりとしていられるポジションを好みます。見方によっては、現実逃避の心が強いのかもしれません。
先走った行動がしたくても実際には行動力が無いため、心だけは焦っていますが、どこか冷めていて人生の傍観者的な態度をとってしまいます。
しっくりしない状態で人生が過ぎて行ってしまうので、思い切って行動を起こすことが重要です。
何かに制約された状態で行動力を出すことができない人なので、就職、結婚、子育てなどの制約を受ける自由な時期に、行動を起こしてしまうことが重要です。
また、この命式の人のキーワードは、不安、焦り、取り越し苦労、引きこもりというものですから、ともすれば鬱病と取られがちです。
しかし、決して鬱病などではありません。
それが正常な行動のパターンですから、算命学の改善策を実行すれば先にあげた現象は改善されます。
2013-02-03 創喜