算命学10分レッスン(54日目)
干支番号48番 辛亥(しんきんのい)
辛亥を自然界に例えると、地支の亥は北方の小さな水(湧き水やせせらぎ)で、その水の上に陰の金質=宝石(辛)が乗っている形です。
宝石は水に沈んでしまいますから、ざる(木質)ですくいあげてやらなければ、水に沈んだままの人生ということになります。
また、他に土質があると水が濁り、どこに沈んでいるかもわからなくなるので、これを人間界に当てはめると、社会から隠されてしまった人、すなわち無用の人となってしまします。
そのため。是非とも木質(ざる)が必要です。
亥は寅と支合の関係ですから、生まれ月が2月(寅月)、または寅年生まれなら亥が木質に変化して、あなたのきらきら輝く宝石をすくいあげてくれます。
また、年柱が寅で、月柱が申か酉(8月・9月生まれ)なら、医学の世界で大成します。
辛寅を日柱に持つ人の性情は、心の中ではいつも強気な面と弱気な面の相反する二面が葛藤しているので、感性が強くなり相手をその感性で直感的に判断するので、好き嫌いの激しい人となります。
夢や空想にあこがれ、実現できないことやロマンティックなことを考えたりすることが好きですが、それは実現不能な幻想ではなく、必ず現実的な範囲にあります。
意外と現実的であり、非現実の世界に一歩踏み出せないところもあります。
心に強気と弱気が交差すると、思い切った行動には常にブレーキが掛かり、人が目を見張るような目覚しい活躍はできませんが、どんな分野を目指しても自分の夢を先行させて進んで行きます。
夢に走りすぎ、実力が伴っていかないので、学術や芸術の世界では伸びにくいのですが、本質的に品のある人なので、現実的などろどろした世界には向いていません。
精神的な世界で生きて行くほうが合っていますし、その素養もあります。
宗教とかボランティアといった世界で伸びて行く要素もあるのですが、その場合は人間性を向上させ、何でも受け入れることの出来る自己を作って行く必要があります。
医学の世界で成功する命式でもありますが、人に認められないと駄目な人なので、他人の力を借りて伸びる運とも言えます。
ですから、指導者には向かず、トップに褒められることを励みとする参謀とか補佐役、右腕的存在でいることが運を伸ばす要素となります。
2013-03-19 創喜