算命学10分レッスン(63日目)

算命学10分レッスン(63日目)

 

干支番号57番 庚申(こうきんのさる)

 

庚申を自然界に例えると、庚=陽の金質、申=西方の金質で、金質の上に金質が重なる堅い金質のエネルギーです。

金質は土質に埋もれてしまいますので、土質の多い人は才能が発揮しにくくなりますし、女性なら威勢運が悪くなりがちです。

この庚申を日柱に持つ人の性情は、攻撃性の強い性格ですが、これとは裏腹に、人生に対しては安全主義であり、用心深さを強くもっています。

そのため理性的であり、決して相手を上辺だけで判断することなく、自分の経験など客観的思考をもとにその本質を掴み、的確な攻撃を仕掛けて行きます。

常に自分についての自信を持ち、どんなことに対しても前向きに対応する姿勢を崩しません。

一度行動を起こすと、全身し続けて止まりませんし、人生も留まるところを知らないので、動き出すタイミングが重要なポイントです。

人間として常識や社会のルールを身につけた上で、前進力を活かした行動を開始すれば、運勢も順調に上がって行くのですが、まだそれらが備わっていない時期に行動を開始してしまうと、自分勝手な行動となり、社会の迷惑者になってしまったり、駄目人間になってしまいます。

運勢を上げるためには、若いときに常識や教養を身につけることが必要で、育つ家庭環境が人生に大きく影響し、自己の確立や親離れも早くなります。

ただし、動乱期や戦乱期のように、常識やルールの通用しない世の中であれば、勝手な行動をしたほうが有利であるとも言えます。

激しい気質で直情型、攻撃性が強く軍人向きの人であり、また軍人のような厳しい人生を送る人です。

ちなみに、日本では戦いの神『庚申(こうしん)様』として祀られています。

 

2013-04-21 創喜