算命学10分レッスン(64日目)
干支番号58番 辛酉(しんきんのとり)
辛酉を自然界に例えると、皇帝の祖先を祭る石壁=酉の表面に、玉石=辛がちりばめられてある様子で、次元が高く、衆人に珍重されるところです。このように算命学で表現されるのは、この日柱の持つ主は、元来特殊な才能を身につけて大成する人が多いからです。
この干支を日柱に持つ人の性情は、自己主張の激しい強い性格です。頑固に自己の正当性や論理性を主張する人なので、研究者・学者といった学問の世界に向いています。
偏屈で融通の効かない世渡り下手で、現実的な仕事、ビジネス・事業家などの世界には向いていません。
我が強く、批判精神も強いので、女性ならどうしても夫を軽視するようになります。
そのため、結婚すると運が下がるほか、お産の患いも出てきてします。
しかし、言い換えれば、結婚しなければ運の良い人生を送れる女性ということもできます。
男性なら、全進力に欠ける面があり、周りの物事が無に帰してしまう傾向があります。
男女共に頭が良く、特に理数系の頭脳のため、一つのテーマを追い求めて行くことに向いています。ですから、人間関係に気を遣わないで済む世界で堅実に生きて行けば、混乱のない人生が送れるでしょう。
また、男性も女性も共に美しい容姿をしていますが、派手なところは全くない人でもあり、派手な生きかたは向いていません。
世の中が動乱状態になったとしても、参謀・軍略家としてかなり活躍ができる人です。
出世を望まなければ、大企業・官庁等で特殊な仕事に専念するのも一つの行き方です。
ラッキーカラーは、青・緑・黒 避けたい色は、黄色です。
蛇足:風水では黄色の財布を持てばお金が入ると言いますが、黄色は算命学では引力本能ですから、一般的に言うとお金も物も人も引き付けるという意味を持ちます。
しかし、黄色は本来土質なので、水を濁すというエネルギーが強く働きます。
風水は算命学の一般的なエネルギーの意味合いを、一般的に言ったにすぎず、間違いではありませんが、こと個人に当てはまるとは限りません。
黄色が不幸を呼ぶ色(エネルギー的に)になる人もいるのです。
2013-04-24 創喜