算命学10分レッスン(67日目)

算命学10分レッスン(67日目)

 

相生・相剋論

先回で算命学命式表の日柱から、その人の基本的な性情を読み解きました。

これからのレッスンは、三柱(日柱・月柱・年柱)の特徴から読み取れるその人の人生行路の方向性をみて行きます。

相生論

五行論を形成する大切な理論として、相生(そうしょう)相剋(そうこく)論があります。

今回は、その相生論について解説します。

相生とは、生じる(生まれる)関係を言います。

五行の質には、それぞれ他の質を生み出すという性質があります。

これは自然界の現象と同じ、というよりは自然界から導き出された自然の法則です。

木は燃えて火を生み、火は物質を燃やして灰(土)を生みます。

土は固まって岩や鉱物(金)になり、岩からは水(清水)が湧き出ます。

これは木生火、火生土、土生金、金生水、となり、また水生木と循環します。

これが五行の相生関係です。

この自然界の法則に基づいた関係は、人間にも当てはめられます。

例えば、女性が生じるのは子供です。

人の肉体を表すのは、命式表日柱の天干ですから、女性の天干から生じられる干が自分の命式表の中にあれば、その女性は子供を生める宿命を持っているとみます。

また、生まれた子を、自分の子として、違和感なく育てられます。

しかい、宿命に天干から生じられる干がない人はどうでしょうか。

残念ながら、子供が授かりにくい宿命とみます。

ただし、子供は夫婦のエネルギーが結合した結果生まれてきますので、パートナーの命式からも子供が生まれる可能性があります。

その場合、生まれてきた子は、パパっ子とか、おじいちゃん、お婆ちゃん子になる可能性が高く、あなたにとって、ちょっと違和感ののある育てにくい子供になります。

昨今、子供が欲しくても出来なくて、不妊治療をされている方が多いと聞きます。

子供が欲しいという気持ちはわかりますが、自然に逆らわない生き方をした方が、ずっと楽に生きられますよ。

次回は、相剋論を解説します。お楽しみに。

 

2013-05-09  創喜