算命学10分レッスン(80日目)

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宿命天中殺

宿命天中殺は、生まれながらにして持っている命式の中にある天中殺です。

全部で6個ありますが、代表的なものを3つ解説しておきます。

 

1、生年天中殺

日柱の天中殺の支のどちらかが、年柱の支にある場合。

例)日柱:壬戌の場合、天中殺は子丑です。年柱:丙子は生年天中殺となります。

 

生年天中殺所有者に現れる現象

 

年柱の位置は親の定位置です。

その両親のエネルギーと本人のエネルギーが、不自然な融合になっています。

両親からみて、この子は何も特別な子ではなく、自分たちが生まれ育むかわいいただの子供なのですが、子供から両親を見たときには、全く両親の人間性が理解できず、まるで外国人のように映ります。

このようなことから、両親の力をまともに借りられず、人生は孤独な戦いを強いられます。

両親の力を借りられないという状況は、若いときに両親または片親と死別してしまったり、両親が離婚していたり、職業上の理由で海外などの遠隔地に離れて住んでいたりすることが考えられます。

自分が若くして故郷を離れ、一人で暮らしたりすることも、同じ状況と言えます。

とにかく、孤独なエネルギーの持ち主になってしまうのは、生年天中殺の所有者という本人自身の命式に原因があるのですから、親から助けてもらえないことを社会や親のせいにしないで、自分の意志の力、精神力の強さ、人間性などを磨き高めるよう努力することです。

それで、自らの運を切り開き、人生を豊かなものにして行くことが大切です。

もし、自分の不運を人や社会のせいばかりにしていると、社会に参加できないつまらない一生を送ることになってしまいます。

 

次回は生月天中殺です。

 

2013-06-18 創喜

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