算命学10分レッスン(84日目)

算命学10分レッスン(84日目)

 

相互天中殺

この天中殺は、互換天中殺の変形で、個人対個人または複数の人間の間で成立する天中殺現象です。

 

自分の日柱の天中殺が、相手の日柱の日支にあり、相手の日柱の天中殺が自分の日柱の日支にある状態です。

例)自分の日柱:乙丑=天中殺は戌亥。相手の日柱:壬戌=子丑天中殺

相手の日柱に戌があり、自分の日柱に丑があります。

 

相互天中殺所有者に現れる現象

 

この2人は、お互いに相手の天中殺を自分の命式の中に持っています。

これは、お互いの日柱のエネルギー日干支が、不自然融合のエネルギーになっているのです。

このことは、物の考え方や物事の捉え方、また、人生観や価値観が全く別物である、ということに他なりません。

わかりやすく言うと、異文化を持った異人種同士の出会いのようなものです。

相性は決して良いとは言えませんが、お互いが協力しあったり、助け合ったりする間柄として、人生を共に歩んで行けます。

天中殺は人生の深呼吸のようなもので、相互天中殺同士は、お互いの深呼吸のサイクルが正反対であるということができ、自転車のペダルのように逆を向いていながら、一つの仕事を成し遂げるような協力関係ができます。

この間柄は、少々対立があったとしても修復が可能です。

また、相互天中殺は、職場の人間関係にとってもプラスであり、共同事業をするのに良いとされています。

夫婦の間の相互天中殺はあまり良くなく、子育てに欠陥がでやすくなります。

なぜなら、父親と母親が正反対の方向エネルギーを持っていますので、知らず知らずの内に子供に不安を与えてしまい、精神状態が落ち着かないエネルギーを持った子に育ちやすいのです。

いつも両親の顔色を見て、親に気を遣う子になってしまいます。

このことから、相互天中殺は、異質の者同士の共同体であり、2人の場合は完全な組み合わせとなりますが、もう1人そこに加わることによって破綻しやすいと言えます。

言い換えれば、相互天中殺は偶数の関係で物事が成就し、奇数の関係で破綻するのです。

 

まだまだ天中殺理論は奥が深いのですが、このレッスンでは一応通常の見立てに役に立つものを勉強しましたので、次回からは、体質占技をみて行きます。

 

2013-06-26 創喜

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