算命学10分レッスン(課外授業・格法)その1
算命学特別講座(格法その1)
先回のブログで予告した通り、基本を勉強する10分レッスンに、特別授業を挟みます。
よく勉強しないと理解できないと思いますので、頑張ってください。
格法を習得すれば、鑑定の精度がグンとましますよ。
格法
格法とは、運勢の瞬間を把握する方法で、宿命のある部分を捉える技法です。
宿命を捉えてから、後天運に利用することが可能ですが、格というものは壊れやすい、ということを良く理解しておくことが大切です。
格が後天運によって補強されたり、成立したりしている時は、格の特徴が現れて運勢も伸びますが、格が後天運によって壊されている時や、格が一点破壊の状況にある場合には、そこが運命鑑定の要点になります。
また、格の判定には、主として陰占命式表を用いますが、陽占十大主星や十二大従星も陰占から算出し、参考にします。
格は、下記の6つに大分類されます。
1、玄流八格(げんりゅうはっかく)
2、従化五格(じゅうかごかく)
3、雑気格(ざっきかく)
4、一気格(いっきかく)
5、一気生成格(いっきせいせいかく)
6、部分格(ぶぶんかく)
また、格の成立には、干合による質の変化も影響しますので、干合のメカニズム理論の知識が必要です。
干合法理論
干合法とはカースト制により、生まれながらにして人間には身分階級がある、とするインドの考え方と、人間は平等であり誰にもチャンスがある、とする中国の考え方を癒合させたものです。
インドの考え方は立体五行として、中国の考え方は平面五行として図式化することで、そのメカニズムの理論がわかりやすくなります。
●インドの立体五行(カースト)
・生まれにより階級が決まっている。
空 = 神
↓
風
↓
火
↓
水
↓
地
↓
木→火→土→金→水
●中国の平面五行
・万人にチャンスがある。
水
ⅼ
金━空 ━神
┃
風
この2つを融合させると
甲
空 ┃ 木質
乙
・・・・ ┃・・・・
庚
風 ┃ 金質
辛
・・・・ ┃・・・・
丙
火 ┃ 火質
丁
・・・・ ┃・・・・
壬
水 ┃ 水質
癸
・・・・ ┃・・・・
戊
地 ┃ 土質
己
木→火→土→金→水
・・・・・・・・を挟む干が干合の関係
☆干合変化
干合現象は、虚のエネルギーがそれぞれ変化したように見える、という現象です。
ただし、庚と己のエネルギーは変化しません。
干合関係
甲と己 ⇒ 土質に変化
丙と辛 ⇒ 水質に変化
戊と癸 ⇒ 火質に変化
庚と乙 ⇒ 金質に変化
壬と丁 ⇒ 木質に変化
次回からは格法各論の解説です。
2013-07-09 創喜