算命学10分レッスン(番外編・実践ドリル)その5

算命学10分レッスン(番外編・実践ドリル)その5

 

予告いたしました通り、国生さゆりさんと甲田英司氏との離婚について、算命学の見地から鑑定してみました。

 

国生さゆりさんの命式(子丑天中殺)

 

陰占           陽占

日  月  年            調舒星  天貴星

柱  柱  柱

貫索星  龍高星  禄存星

乙  庚  午

卯  子  己      天禄星  牽牛星  天胡星

乙  癸  己

52  37   43

 

甲田英司氏の命式(寅卯天中殺)

 

陰占            陽占

日  月  年             調舒星  天庫星

柱  柱  柱

石門星  調舒星  調舒星

庚  乙  癸

戌  丑  丑       天堂星  司禄星  天庫星

辛  癸  癸

丁  辛  辛

戊  己  己

47   2   50

 

鑑定の目的が2人の結婚生活の破綻にありますので、個人個人の問題点は深く掘り下げていません。

興味のある方は、ご自分で鑑定してみてください。

 

さて、2人の関係性を見るために、宇宙盤を重ねてみます。

2人の重なりは、第4領域のみでの重なりですから、結果を重視するという価値観だけを共有している関係と言えます。

つまり、結果に至ったプロセスはあまり重視せず、現実に目の前に提示された結果に価値を見出すということです。

2人の傾向は、一見同じような思考にみえますが、国生さんは現実を実践しその結果を踏まえた上での結果重視。

甲田氏は結果を見て、何かをやってみようかという発想をする点で決定的な違いが出ます。

国生さんは自分で実践した結果を評価し、甲田氏は、自分の実践ではなく、他人の出した結果に基づいて仕掛けを考える(評論家的)、つまり出た結果からスタートするということですから、このカップルの中が順調なら、お互いに足りないところを埋めあえます。

しかし、2人共に、現実と結果に対する思考はあるのですが、未来を見据え、何かを仕掛けるという意味の行動領域、第1と第2がありません。

この穴を埋めたのが、はるなあいさんなのでしょう。

 

はるなあいさんの命式(寅卯天中殺)

 

陰占            陽占

日  月  年           石門星 天禄星

柱  柱  柱

車キ星  車キ星 貫索星

癸  丁  壬

丑  未  子      天南星  禄存星 天庫星

己  己  癸

辛  乙

癸  丁

20   44  49

 

さて、国生さんの命式をみてみますと、日柱と月柱は子卯の刑、日柱と年柱は卯午の破、月柱と年柱は子午の天剋地冲と分離条件だらけです。

これが国生さんの才能につながっていると思いますが、本人は大変な葛藤を抱えて日々過ごしていることでしょう。また、常に完全なもの、完璧なものを求める質もあるので、親しい人には自分の理想に合わない場合、激しく批判を浴びせるような場面も多々あるのではと考えられます。

 

甲田氏は、日干が庚ですから表面的には柔和な印象ですが、相当な頑固者です。というよりは、自分の意見を決して変えない人です。

この人の特徴は、日柱庚戌と陽占の2天庫星でしょう。

庚戌は、三業干支の一つで、傷体の業という意味があります。

この業は、怪我をしたり身体を傷つけられたりします。

ひどく傷つけられれば運気は上がり、何もなければ運は上がりません。

三代くらい前に不慮の死を遂げた人がいる可能性があるので、供養したほうが良いでしょう。

また、国生さんと甲田さんの年柱(社会=仕事の方向)を合わせると、丑午の害が出ます。

これは、2人で仕事を仕掛けても、苦労ばかりで実績が上がらないということを意味します。

しかし、国生さんの日干乙と甲田氏の日干庚は、完全に干合していますので、出会ってから結婚までは何の疑問も感じずに突き進んだのでしょうが、日常を重ねるに従って、何かと甲田さんを仕切る国生さん。

(本人は仕切っているという自覚がない場合いが多い)

甲田さんは、徐々に仕切られることにうっとうしさを感じるようになったのでしょう。

そして、家系と子未の害になってはいるものの、日柱と年柱が子丑の子合ですから、友人としては気の楽なはるなあいさんとの時間が、彼の和みの時間であった可能性があります。

しかし、本当に友人としてであり、男と女の関係であったことはまず無いと考えられます。

 

違座型夫婦

2人は、陰占分離条的違座型人間同士のカップルです。

(陰占が分離条件で、陽占が相生関係同士の組み合わせ)

 

国生さゆりさんの陰占は、日柱と年柱は、子卯=害(分離条件

陽占西方(貫索星=木質)と中央(龍高星=水質)は、相生関係。

 

甲田氏の陰占は、日柱と年柱は、戌丑=刑(分離条件)

陽占西方(石門星=木質)と中央(調舒星=火質)は、相生関係。

 

このカップルは、同志的夫婦になるのですが、その同志的な関係が崩れた時に、離婚します。

つまり、夫婦が一つの目的に向かって力を合わせているときは、夫婦生活も円満なのですが、目的が別々の場合、一緒に居る必要性がなくなってしまいます。

その意味で、この2人の離婚という行動は、宇宙盤の結論(宇宙のエネルギー)に逆らわない正しい判断でした。

限がありませんので、2人の鑑定は、これくらいにしておきます。

エネルギーが合わない者同士が、社会的な目を気にして、腐れ縁的に不毛な結婚生活を続けることは、一度しかない人生をつまらないものにしてしまいますので、皆さんもあなたに与えられた宇宙エネルギー(算命学では、命式)に逆らず生きれば、楽になれますよ。

 

2013-09-23 創喜

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