算命学10分レッスン(92日目)12支論その1・・・『子』
総論
子は陽の水質で、北方・黒・北風・知恵・習得などの意味があります。
また子の位置は、一陽来復の分岐点で、陽を生み出すという意味があり、そのことから、芸術・創造の神と言われます。
自然界の形としては、海や大きな湖、すなわち大きな水の塊りのイメージです。
1、日柱に子がある場合の意味
子は学問・知恵・母の場所であり、子供を生み出すところであるため、宿命中に子供のエネルギーを所有する人は、子供運が良好です。
(子供のエネルギーは、日干から生じる干が、陰占の中にあるかどうかでみます。日干が木質なら木生火で、火質の干、丙か丁があれば子供のエネルギーがあると読みます)
知恵と行動が一体化するため、上手に人生を進めますが、中年期には運が崩れ落ち込みます。
ただし、若年期と老年期は、順調で幸せな人生となるでしょう。
子供運が良い場合か、子供運がない場合のどちらかが、財運に恵まれる条件になります。
2、月柱に子がある場合の意味
月支は家系の流れの場所であるため、子(こ)を生み出す意味を持つ子(ね)は、この場所で最もその質を強く現します。
真冬生まれで、壬が大きな力を発揮し、物事の陽気がここから動き出します。
北方三位(亥・子・丑)や三合会局(申・子・辰)になると、大河や大海となり、大きな力を発揮します。
3、年柱に子がある場合の意味
年柱に子がある場合墨地と言い、癸があると雨水となり陸地に降った雨が川となり、大海に注ぐ様として双魚遊墨と言われます。
もし癸亥が日柱か月柱にあると、書道の才能に恵まれます。
次回は『丑』です。
2013-10-18 創喜