算命学10分レッスン(95日目)12支論その4『卯』
総論
卯は、陰の木質・東方・青・東風・集団の守りなどがあります。
太陽の昇る方角で、全てのものが芽生え活力を増して行きますので、季節を開くという意味から、万物事象を開くという意味を持ちます。
自然界の形としては、草木・蔦です。
十干に比定すると、『乙』です。
1、日柱に卯がある場合の意味
卯は協調性、協和性の質を持ち、集団・組織を目指し、組織を以って美とするため、政治経済の分野で頭角を現します。
動乱期には、体制に組しないアウトローとなり、平穏期には、体制の中にとっぷりと浸かり活躍します。
2、月柱に卯がある場合の意味
卯は仲春を意味する時間範囲ですが、全てのものが輝く気に負け、金質や水質の影が薄くなります。
そのため、この月に生まれた人は、華美なことを好む性格となりやすく、不安定のまま人生を送る人が多くなります。
地支に亥・未が揃い三合会局する場合は、人生における不安が少なくなります。
また、命式表に亥の水質が多い人は、後天運で壬や癸の水質が廻ったときには、水に流されてしまい人生が閉ざされてしまう危険性が大です。
人生が閉ざされるということは、命を落すということですから、注意が必要です。
水質を洩らすか、剋すかして危険を回避することが必要です。
3、年柱に卯がある場合の意味
年柱に卯がある場合は、真東の位置で木質が華やかさを増す場所になり、仲春のエネルギー司ります。
色は琅玕(暗緑色または青碧色の半透明をした宝石)の青。
卯年生まれで卯月生まれ、誕生日が己未であれば、兎月官に入ると言い、大富・大貴の運命です。
次回は「辰」です。
2013-10-21 創喜