算命学10分レッスン(98日目)12支論その7『午』

算命学10分レッスン(98日目)12支論その7『午』

 

総論

午は陽の火質・南方の陽火・赤・南風などの意味があります。

午は太陽の力が最も隆盛となるところです。

そのため、物事の極みという意味がありますが、物事が極まると、逆の現象がその陰で生まれ始めていることも暗示しています。

自然界の形としては、太陽です。

十干に比定すると、丙です。

 

1、日柱に午がある場合の意味

激しい気性を持っていて、外見的にも内面的にも明るく、直情型の人です。

人間性は温かく豊かで、その上、正直なのであまり敵を作りませんが、時折出る直情型の質が、人生の壁を少し厚くしてしまいます。

 

2、月柱に午がある場合の意味

午の季節は盛夏ですから、火力が隆盛の極みに達します。

物事の極は、押さえることが難しく、対冲の子(ネ)を嫌います。

午は火質の極みであり、子は水質の極みですから、最大の激突となります。

ただし、午の人は相当激しい性格を持っているため、その質を和らげることは時として必要です。

つまり、子を利用して火質が行き過ぎないように、コントロールすることも有効な時があるということです。

また、草木がここで開花するとしていますので、水質が是非とも必要です。

直情型の性格で、激しく、極端から極端に走るため、男性には良いのですが、女性にとっては良い命式とは言えません。

 

3、年柱に午がある場合の意味

午の方向は真南で、火質と生じられる土質がこの位置で、最も隆盛になります。

色は深紅ではなく、土質の黄色がやや混じった黄赤です。

午の前方で待機する金質(申・酉)は、戦いの質ですから、午の火を戦いの火とし、戦いののろしという意味合いを持たせています。

日柱または月柱に辰があれば、午は龍になり天に駆け上がる大発展の宿命を持ちます。

 

次回は『未』です。

2013-10-24 創喜