算命学10分レッスン(102日目)12支論その12『亥』
総論
亥は陰の水質・北方の陰水・黒色・北風などの意味があります。
亥は、混じりけの無い陰の気の極となります。
自然界の事象は、陰が支配するという考え方から、亥は現世の形の象徴です。
そして、全てのものがこの陰気の極みに集合するところから、地の道とも言われます。
自然界の形としては、雨・湧水・川の水です。
十干に比定すると、『癸』です。
1、日柱に亥がある場合の意味
外見は明るい人ですが、内面には暗さを秘め、孤独に弱い性質を持っています。
そのため、家庭の中心になって、常に明るい家庭作りを目指しています。
暖かい春をじっと待つ粘り強さと、困難辛苦に強い面が持ち味です。
2、月柱に亥がある場合の意味
亥の季節は真冬ですから、極寒の世界です。
全てのものは、亥の時期に熱を取られ、寒気に負けてしまいます。
そのため、助け合うことが必須で、人々が集い団結するという意味を持ちます。
命式中に金質が多ければ、人生の途中で波乱が多くなります。
また、命式中に未と卯があれば三合会局となり、寒中に春の恵みを受けることができます。
3、年柱に亥がある場合の意味
年柱に亥がある場合を、天河と言います。
亥は、水質(壬・癸)の旺地で、世の支えとされています。
男性を支える女性にとって、この年に生まれた場合、勝気で大きなエネルギーの持ち主になります。
以上で12支論の主な概略は終了です。
2013-10-29 創喜