算命学10分レッスン(123日目)分離条件その13
天剋地冲(てんこくちちゅう)
天剋地冲とは、その文字の通り天干が相剋の関係になっていて、
その上、地支が対冲の関係であるものを言います。
この天剋地冲を命式(宿命)に持つ人に現れる現象は、対冲と同じ
ようなものですが、単なる対冲よりも強い現象となります。
例)
日 月 年
柱 柱 柱
〇 甲 戊 ←相剋関係
〇 午 子 ←対冲関係
陰占命式の方向と意味
日柱・・・西(自分自身・家庭・蓄積)
月柱・・・中央(自分の家系・足場=命)
年柱・・・東(社会との接点・仕事)
★天剋地冲が後天的に廻ってきた時に起こる現象
1、日柱(西)に廻ってきた場合
家庭やそれまでコツコツと蓄積してきたものにトラブルが発生しやす
くなります。
具体的には、財産をなくしたり、離婚したりという現象になります。
例)
日 月 年
柱 柱 柱
戊 〇 〇
子 〇 〇
上記の場合、天干『戊』を剋する干は木質ですから、『甲・乙』。
『戊』が剋する干は、ド 剋 スイで水質ですから、『壬・癸』です。
そして地支『子』と対冲関係にある支は『午』です。
上記4つの干と地支の組み合わせのうち、甲午と壬午が60干支
の中にありますので、この干支、つまり、甲午や壬午に当たる年、
あるいは甲午や壬午に当たる月や日、または大運などがそれぞれ
この人の日柱にとって、天剋地冲となります。
2、月柱(中央)に廻ってきた場合
中央は家系の位置ですから、自身の立つ足場、つまり現状に
トラブルが起きやすい年であり、月であり、日であると言えます。
特に若い時の天剋地冲は、年寄りに出ることが多く、おじいちゃん
やおばあちゃんが身代わりになってくれることがあります。
3、年柱(東)に廻ってきた場合
社会生活・仕事などにトラブルが起きやすくなります。
特に大運、年運ともに廻ってきた場合には、第一線から身を引く
ようなことになりかねませんから、注意が必要です。
以上で、分離条件は一応終了です。
次回からは、陽占十大主星について学習します。
2013-11-20 創喜