算命学10分レッスン(番外編)都知事選の考察その2

算命学10分レッスン(番外編)都知事選の考察その2

 

都知事選の考察その2

今日は細川氏と宇都宮氏の命式について考察します。

細川

 誕生日1938114

 月 年

 柱 柱       石門星 天印星

        調舒星 牽牛星 牽牛星

 癸 丁   天将星 牽牛星 天堂星

 丑 丑

 癸 癸   天中殺は、寅卯

43 50 14

細川氏の命式で特徴的なのは、ダブルで丑午の害があるということです。

午の害は、身体に出ない場合は、仕事が結果を生みにくいという現象になります。

このブログでは、稼いでも身につかないというように書いたと思います。

そして、次に目に着くのは陽占に牽牛星が3つ出ているということです。

これは今ブログで勉強中の二連変化でみてみます。

ただし、まだ牽牛星の二連変化までは、何日か掛かりますので、先行してここに解説します。

牽牛星の二連変化

 牽牛星は陰の攻撃本能です。

 金質同士ですから比和の関係で、陰同士の反発があります。

 そして貫索星と石門星の木質の質が生まれますが、金剋木と金質に剋されてしまいますので、木質的な性情(守備)が表面に現れにくく、守備力が希薄になります。

 しかし、彼の場合は、北方に石門星がありますので、この石門星は少し機能するとみます。

 2つの牽牛星は、陰極まって陽となることから、車キ星的な質に変化します。

 車キ星的とは、アグレッシブな行動力・攻撃力、時には結果を考えない無鉄砲な行動を引き起こすことを言います。

 つまり、前進のための前進、攻撃のための攻撃をしがちで、何の目的も計画もない無為無策の行動をします。

 また、牽牛星が3つあるということは、金生水と水質を生み龍高星的ともなりますので、龍高星的人物と判断できます。

 龍高星の性情は、純粋な学びの世界ですから、創造・創造のための破壊・学ぶための放浪などの意味があります。

以上、簡単にみて見ますと、政治家としてはどうなのかという疑問符がつく性情を陰占・陽占ともに持った人です。

 二代目・三代目(寅卯天中殺)の道楽息子という感じです。

 晩年にある天将星が今回の立候補の原因でしょうが、それをそそのかした小泉純一郎氏の大三合会局(天干全てが辛、地支に巳酉丑が揃う)の力だったのでしょう。

 彼らにとって、都知事選は老後の暇つぶしとしての権力ゲーム以外の何物でも無いようです。

 ちなみに細川氏の宇宙盤は、あの橋下徹氏と酷似しています。

 結果から判断した発想力が行動パターンですから、人の失敗を見て思いつきで物を言う人という評価です。

 彼に都知事の資格はありません。都合が悪くなるとサッと身を交す(牽牛星)エネルギーの強い人だからです。

 また、天印星が2つもありますから、養子的な質(特定の人の言いなりになる)が強い人です。

 選挙日との相性は舛添氏と同じく、日柱と対冲ですから他の候補と比べて有利でも振りでもありませんが、小泉氏の代理と考えると、小泉氏の年柱が辛巳ですから、亥とは対冲になり、少々不利でしょう。

宇都宮健児氏

 誕生日:1946121

 月 年

 柱 柱       玉堂星 天印星

        鳳閣星 司禄星 石門星

 己 丙   天貴星 貫索星 天報星

 亥 戌

 壬 戊   天中殺:寅卯

46 36 23

宇都宮氏の命式の特徴は、日柱と年柱で形成される戌酉の害です。

この害は別名三焦の害と言い、お腹の架空の臓器に問題が起こるとされる害です。

この害を持つ人の一つの特徴として、思い込みが強いというような現象があり、思い込みで発言するため、自分の発言に責任が持てないにも関わらず、責任を持とうとしてニッチもサッチも行かなくなり、最後には支離滅裂になってしまいます。

鳩山夕起男氏がこの害を持っていました。

正義感が現実と乖離していて、その純粋な心とのマッティングが出来ないのです。

宇都宮氏も高い理想を掲げていますが、これは細川氏のような選挙用の偽善的なものではなく、純粋な気持ちからのものだと理解できます。

柱と年柱の戌亥は、水の生じるところであり、人間世界を潤す源泉ですから、綺麗な心を持っているとも判断できます。

しかし、宇宙盤を見ますと、現実世界にのみに行動領域がありますので、かなり現実的な人であるとの判断もできます。

つまり、理想を話していても、現実的なことにのみ動いてしまうことになります。

これは大きな矛盾です。

ただ、この人の行動が周りの環境と折り合った時、大きな力を持つと思いますが、残念ながらそれは無いでしょう。

投票日との相性は、良くも悪くも無いようです。

総合所見

 都知事選挙に当選するのは、やはり舛添氏でしょう。

 しかし、投票日との相性が必ずしも良くないので、僅差の戦いになるでしょう。

 (他の候補者に投票日との相性が良いという人はいません。)

 次に田母神氏、次に宇都宮氏、そして細川氏の順ではないかと考えられます。

 細川氏の順位が宇都宮氏よりも低いのは、小泉氏の命式と投票日の相性が悪いからです。

以上、算命学的見地から、簡単に都知事選を占ってみました。

命学を勉強中のあなたも、独自の占いを立ててみてください。

2014-01-30 創喜