セラファム創喜の算命学ブログ

算命学10分レッスン(番外編)天中殺のこと

算命学10分レッスン(番外編)天中殺の過ごし方

天中殺を「怖いもの」と考えている方たちが、世の中に相当数いらっしゃいます。

それはかつて、天中殺を「怖いもの」として世の中に広めた占い師がいたからです。

無責任で興味本位なマスコミに乗り、世間の不安を煽る商売手法で、自著を売る時代がかつてありました。

訳も分からず天中殺には何か良くないことが起こる、という意識を植え付けられてしまった人の潜在意識はそう簡単に変えられません。

その意味で、天中殺を怖いものとして世に広めた占い師は、罪深いと言えます。

一口に天中殺と言っても、天中殺には6種類あり、それぞれ意味合いが違いますので、天中殺を個々に論じないで一まとめで論じてはいけません。

今日は、天中殺には何か良くないことが起こるとか、天中殺は不吉な時期であるとかいう考えを捨て、天中殺を良く知ることにより、前向きに天中殺時期を活用できるように、意識改革をしていただきたいとの思いから、10分レッスンとはほど遠い長い内容になりますが、書いてみます。

参考にしていただければ嬉しいです。

ちなみに、私も今年2年天中殺(午未)に入ったばかりです。

☆天中殺の種類と意味の基本

天中殺は日柱によって決まりますが、それぞれ意味合いがあります。

そして個人的な天中殺は、その人の人生全体を優しく包み込む胞衣(えな)のようなものだと考えてください。

人生のムードのようなものだと考えると、わかりやすいかも知れません。

「子丑」天中殺

運気としては初代運で、自分の代が家系の始まりとなるような人生となります。

当然、それまでの家系(生まれた実家)からの応援や恩恵は受けにくいでしょう。

子供運は良く、人生を楽天的に考える人となります。

「寅卯」天中殺

家系の二代目、三代目として家系の流れを受け継ぐ人です。

従って、物心両面で家系の恩恵を受ける人生を送ります。

人生がどれほど多忙であっても、静かな生活に憧れています。

特徴は、落ち着きがあり、かつ家庭的な人です。

「辰巳」天中殺

家系からはみ出してしまい、運気としては初代運と同じようになります。

人生を現実的にとらえ、たくましく生きて行きます。

どんなに苦しくても、人生から逃げ出しません。

自力で運を切り開いて行く人で、他家に入って運を伸ばします。

「午未」天中殺

家系の流れの最後を受け持つ人です。

つまり、自分の代でそれまでの家系の流れが止まってしまい、次の代(子供の代)からは異質な流れとなります。

例えば、先祖代々暮らした土地を離れたり、家業を全く別のものに変えたり、一家で海外に移住したりという具合です。

子供運では苦労しそうですが、物事を理論的に考えたり、理性的で冷静な行動をとる人です。

しかし、人生そのものにスカッとした明るさは望めません。

「申酉」天中殺

家系の流れの中で、二代目や三代目を受け継ぐ運で、家系から物心両面の恩恵を受けやすい人です。

人生の安住の地を求めてさ迷うような不安定な心を持ち、そのため年中バタついていて、いつも忙しく落ち着きのない人です。

「戌亥」天中殺

自ら家系の流れから飛び出す人です。

運気としては初代運です。

それも自力運で、独立して運を掴みます。

人生の厳しさや現実の苦しさから逃げやすい人です。

理想主義・空想主義者で、大きなを持っている人でもあります。

天中殺理論の確認

算命学は占いではありません。

自然(宇宙)の法則を記号を使って目に見えるようにし、宇宙エネルギーが小宇宙対である人間の人生とどのように関わっているかを理論的に考察する学問体系です。

ですから、算命学にも確固とした理論が存在します。

これからの解説は、皆さんがその天中殺理論を理解しているという前提で行いますので、今一理解できていない人は、このブログの4日目と6日目をご覧下さい。

宿命天中殺には、生年天中殺、生月天中殺、生日展中殺、日座天中殺、互換天中殺と基本的には5つの種類があります。

今回ブログに寄せられたコメントの方は、日座天中殺と生月天中殺をお持ちで、日柱天中殺が申酉再来年から始まるのを少し心配されているようですから、それを算命学の鑑定ではどう判断するかを中心に解説します。

日座天中殺

この天中殺は、天中殺の理論的構造上出来てしまう天中殺で、陰占命式の日柱が『甲戌』と『乙亥』の人が持つ天中殺です。

この2つの日柱天中殺は、申酉ということも覚えておいてください。

  • 日座天中殺所有者に現れる現象

自分を構成するエネルギーが、自分自身と不自然融合しているため、現実に再現されるときにいろいろな宇宙からの気が混じり、混気となっています。

不完全なエネルギーが、自身の肉体を通して現実世界に再現されるときには、不完全な現象となって現れます。

具体的には、物事のまとめが出来ない人となってしまうのです。

しかし、頭の回転が速く、物事の始まりのきっかけを作り出すことには長けていますので、物事の始まりだけを手がけ、あとはきっぱりと手を引き、人にまとめることを任すようにすれば、立派に役割を果たせるでしょう。

しかし、始から終わりまで自分でしようとすると、必ずものごとがもつれ、まとまりが付かなくなってしまいます。

結婚して家庭を持った場合、正式に入籍せず内縁関係でいるとか、子供を作らないとかで不完全な家庭生活を再現すれば、案外平穏な生活ができます。

もし、この天中殺所有者が女性であり、子宝に恵まれるようなことがあれば、体力に欠点が現れます。

産前産後(特に産後)の病気、特に血液に関する病気に注意し、体力の激しい消耗に気を付けましょう。

同じように仕事や社会生活の役割の中で、物事のまとめが普通に出来てしまう人は、体力的な欠点が現れることになります。

この命式を持つ人の特徴は、仕掛けっぱなしでまとめられない、もしまとめることができたとしても、体力がもたず結局挫折しまうことにあります。

『仕掛け(計画と企画)』と『まとめ(実行と実績)』を別のものと考え、他人と分業をすることで、これらの現象を回避することができます。

  • 生月天中殺所有者に現れる現象

この天中殺は、日柱の天中殺範囲が陰占の月柱にあることを言います。

申酉天中殺の人ならば月柱の地支に、申か酉のある人です。

命式表の月柱の位置は家系の流れ、すなわち、自分自身の存在(命)の原点です。

自分の命は、個として存在するのではなく、脈々と続くあなたの家系の流れの中で誕生し、存在(命を有している)しているので、算命学では『月支元命』と言っています。

代々続く家系は、命の系図であり、社会背景や時代と密接に繋がっています。

この場所に天中殺があるということは、自分と社会のエネルギーが不自然な融合状態にあり、この天中殺を所有する人は、時代とその社会にうまく溶け込みにくいエネルギーをもっていることになります。

そのため社会に背を向け、時代の流れに逆らい、その時代の常識などを無視して人生を歩むため、社会のはみ出し者や奇人変人と見られたりします。

ただし、出世欲名誉欲を出さず、自然体で勤務できるような平穏な職場に恵まれれば、何十年勤め出世しなくても、不満なく自分に忠実に生きて行けます。

この天中殺は、社会との関わりにおいて強く現象が出ますので、男性の所有者と女性の所有者では違いが出ます。

ただし、職業を持ち男性と同じように社会と関わっている女性は、男性と同じ現象が出ると考えられています。

男性は、相当頑固な自我心を持ち、古来からの伝統を守ろうとしたり、文明社会に背を向けて、原始世界にあこがれその生活を実践してしまったりもします。

また、何千年何万年以前の世界に憧れ、考古学に興味を持ったり勉強したりします。

女性はというと、結婚している場合、自分の天中殺現象が社会と関わっている旦那さんに全て現れます。

そのわけは、この天中殺は常に対社会として現れるため、家庭に入っている主婦と社会の接点が夫だからです。

夫が生月天中殺を持たない人であれば、家庭内に溝が出来たり、夫が社会から排斥を受けたり、あるいは、社会に背を向けるようになったりします。

しかし、同じ生月天中殺を持つ男性と結婚すれば、混乱のない平穏な家庭を築くことができます。

月天中殺を持つ人は、同じ生月天中殺を持つ人との結婚が望ましいのです。

また、この天中殺を持っていると、いつも狙いと少しずれた結果に歯がゆさを感じることになります。

それは改善できませんので、自分はそうなんだと納得するしか無いでしょう。

簡単に分かりやすく言いますと、100万円稼ごうとすると、80万円しか稼げません。

そのため、120万円稼ぐ努力をすれば、100万円稼げるということです。

例が適切でなかったかもしれませんが、ヒントにしてください。

後天運として現れる天中殺時期

天中殺は、時間があって空間の無い時間範囲ですから、その人が現世で持つ力量の範囲が解消してしまう時間範囲なので、運の上限や下限がなくなってしまうのです。

するとどんなことが起こるか。

自分が働きかけた事柄に対して、全く予期しない結果が起こることになります。

つまり、天中殺時間範囲は空間が欠落し、時間だけが流れている時間ですから、ちょうど宇宙を漂う宇宙船から出て、安全ベルトをしないで作業をするようなものです。

ちょっと宇宙船を押したただけで、自分はとんでもない遠方に弾き飛ばされてしまい、二度と元の宇宙船に戻ることができなくなります。

つまり、本人はちょと動いただけだと思ったのに、期待もしていない大成功をおさめたり、想像もできないほどの奈落の底に突き落とされたりしてしまうのです。

そのため、天中殺時期を無事にやり過ごす基本は、受動的な態度や姿勢でじっとその時期が過ぎるのを待つことです。

何が能動的で何が受動的かは、皆さんがその都度判断してください。

天中殺にアクティブな行動をしてしまった場合

天中殺時期に新しいことを始めたり、積極的に自分の環境を変えたりすると、大抵の場合成功します。

天中殺時間範囲の場合はそれで良いのですが、その時間を外れると空間が復活し、あなたの運勢をあなたの力量の範囲に戻そうとします。

この力は、天中殺時期の成功が大きければ大きいほど強く、場合によっては「絶命」など大きな不幸を招きます。

もし、天中殺時期に何か事業を始めて大成功を収めたりしていると、それはあなたの個人的な力量ではなく、天中殺理論による成功ですから、自ら天中殺時期が終わる前に、元の状態に戻る必要があります。

一言で言いますが、この元の状態に自らの意志で戻ることは至難の業です。

私が関係した人のほとんどは、それが出来ずに天中殺の反動を受けてしまいました。

そんな訳で、算命学は人に鑑定してもらっても役に立てることが難しいので、自ら勉強して自らが納得し、実行できる対策を立てられるようにと、このブログを立ち上げたのです。

天中殺を怖がることなく、その時期を次のステップの充電時期に当てるなど、その理論的な構造を良く理解して対処してください。

天中殺は奥が深いので、まだまだ勉強を深めなければなりませんが、今回はこのくらいにしておきます。

2014-04-21 創喜