算命学10分レッスン(404日目)子宝占い
子宝占い
結婚生活で一番の関心事は、子宝に恵まれるかどうか、でしょう。
算命学では、命式から子供が何人生まれるかを見て取れます。
この占いは、陰占命式全体を見なければなりませんので、モデルの方々の命式をそのまま掲載し、個々に解説して行きますが、組数が多いので一日2組、延べ4日掛けて記載します。
読み取り方もその都度説明しますので、しっかり覚えてください。
カップルA
女性の陰占命式
日 月 年
柱 柱 柱
庚 辛 丁
午 亥 巳
己 甲 戊
丁 壬 庚
〇 〇 丙
7 48 54
子供を生むのは女性です。
女性から子供は生じられる命と見ます。
ですから、相生相剋論が子宝を占う重要な理論となります。
この女性は日干が『庚』で、自分自身の空間ですから、庚(金質)から生じられる『壬と癸(水質)』が子供ということになります。
女性の命式(エネルギー)の中の水質を探すと、月柱の28元に『壬』があります。
この他に、命式の中に水質はありませんので、この女性が天から託れる子供の命は、男の子1人ということになります。
子供の性別は、日干と生じられる干の陰陽関係で決まります。
陽×陽=陽(男の子) 陰×陰=陽(男の子)
陽×陰=陰(女の子 陰×陽=陰(女の子)
という関係です。
しかし、自分の命式の中の子供の数が、実際に授かる子供の数と違う場合があります。
そのわけは、宿命に環境を加えた答えが算命学の運命ですから、子供はまさに配偶者という環境によって、あなたの宿命と違って生まれてきたり、こなかったりするのです。
それではここで、カップルAの男性の子供運をみてみましょう。
カップルAの男性の陰占命式表
日 月 年
柱 柱 柱
丙 己 丁
申 酉 巳
庚 辛 丙
壬 〇 庚
戊 〇 戊
33 46 54
この方は男性ですから、子供を産むわけには行きません。
そのため、干合の相手の干(現実の配偶者ではありません)を探し、その干からの相生関係をみます。
この男性の日干は『丙』ですから、干合する干は『辛』です。
辛は金質ですから、金生水で、男性の命式にある水質を探します。
日柱の28元に『壬』があり、その他の水質は見当たりません。
この男性の子供運は、女の子1人という結果になりました。
すると、女性も男性も子供は1人持てるのですが、女性は男の子、男性は女の子と性別が異なります。
この意味は、男女それぞれに出る子供のエネルギーは、当事者にとって、無理なく違和感無く育てられる子供の数であり性別なので、もし、このカップルに男の子がいるとしたら、お母さん子になり、母親にとってかけがえの無い子供です。
しかし、女の子なら、お父さんに懐きますし、お父さんも猫のように可愛がりますので、少しお母さんの存在が薄れるかもしれません。
男の子なら、その逆です。
また、もし2人以上の子宝に恵まれているとしたら、女性にとって男の子1人以外は、自分の産んだ子なのですが、少し違和感を持つ育て難い子になりますし、男性にとって女の子1人以外は、同様な感覚になるでしょう。
ただし、その場合、お爺ちゃん子お婆ちゃん子として育つ可能性があります。
夫婦が離婚するときに、どちらが子供を引き取るかが良く話題になりますが、この占いを参考にすれば、子供にとって良い結果が出せるというのが、私の持論です。
次に
カップルBを見てみましょう。
女性の陰占命式
日 月 年
柱 柱 柱
辛 庚 戊
未 申 午
己 庚 丁
乙 壬 己
丁 戊 〇
8 57 55
女性の日干は『辛』ですから、この干(金質)から生じる干(水質)を探します。
月柱に『壬』がありますので、この女性が無理なく、違和感無く育てられる子供は、女の子1人です。辛(陰の金質)×壬(陽の水質)=陰(女の子)
男性の陰占命式
日 月 年
柱 柱 柱
甲 辛 乙
辰 巳 丑
乙 戊 癸
癸 庚 辛
戊 丙 己
41 18 2
男性は子供を産めませんので、日干『甲』の干合をみます。
甲の干合は、『己』ですから、己(陰の土質)から生じられる干は、金質の干(庚と辛)です。
『庚』は男性の命式月柱の28元に1つありますので、己(陰の土質)×庚(陽の金質)=陰(女の子)となります。
次に、男性の命式には陰の金質『辛』が月柱の天干と年柱の28元にそれぞれ1つづつ、合計2つあります。
己(陰)×辛(陰)=陽(男の子)ですから、先の女の子と合わせて、このカップルの子供は3人、男の子2人と女の子1人と見立てられます。
すると、女性は、女の子1人なら宿命通りですから、無理なく違和感無く育てられるのですが、男性の命式から男の子を2人授かったとすると、少し子育てに苦労することになります。
また、もし女性の命式通り女の子1人だけ授かったとすれば、男性はこの女の子を男の子のように育てたがるかもしれません。
そこで、子育てに関してもめごとが発生するか、男性が女性2人から疎まれながら迎合するか、家庭の平穏は、男性の力量に左右されるか可能性があります。
いずれにしろ、子供は単なる個人の所有物ではなく、国家の宝ですから、いろいろな感情が湧いてくる場合もあると思いますが、算命学の見立てで、自然のエネルギーの意志(神の意思)を参考とし、どんな子供も不幸にならないように、われわれ大人が対処したいものです。
明日は、カップルCとDの方の子宝をみます。
また、命式表の最下段に記載してある数字(干支番号)は、後で学習する宇宙盤占いに必要です。
2014-07-15 創喜