算命学10分レッスン(432日目)恋愛占科カップルDさんの悩み

すいません…先生…お言葉に甘えて
再度メールさせて頂きました。

カップルDのおぺんこです。

ありがとうございました。

私は離婚して10年になります。高1と中1の子供と暮らしています。
元旦那は、女性の所へ行ってしまいました。母子家庭の女性に取られました。

この10年間子育てと仕事をしてきました。
小さい恋愛もしましたが…まったく上手くいきません。一人だけ真剣に好きになりましたが…56歳の年上の方でした。奥さんは病気で亡くなってましたから…お付き合いしてましたが、態度が急変…娘さん達に反対されて。

その当時は誰一人とも味方がいませんでした。その後も…誘って来て
くれるのは、妻子持ちです。

どうして私は良くない人生なのか…知りたくて…

今の彼はお付き合いしてる訳ではありません。今更この歳で泣くのも嫌なので…先生の公開講座がありましたから…その結果で無理そうなら辞めようと思っていました。

私は元々、夫星みたいなのが最初から無いから結婚がや男性運が上手くいかないのでしょうか?

現在、大運天中殺みたいですが…それも良くないのでしょうか…今は、子供達とも上手くいっていません。悲しいです。

算命学は難しいですね…

ありがとうございました。

カップルDさんから、上記のようなメールをいただきました。

先回は講義のための命式モデル、という扱いだったので、基本的なことしか占っていませんでした。

そのため、Dさんもなるほどと理解はされたようですが、いざ自分が幸せになるために、何をしたら良いのか分からず、占ってもらったという事実だけが残り、はがゆい気持ちになられたと思います。

私の算命学は、不幸にならないために、好ましくない運勢は改善するというのがコンセプトですから、「悲しいです」と納得してもらっても困るのです。

これから算命学占いを人生に生かしたい、と思っている方々の参考にもなると思いますので、Dさんに許可を得いただきましたので、Dさんのメール文と改善策をブログで公開させていただくことにしました。

Dさんが提示された男性との結婚は、難しいでしょうというのが結論でした。

それは納得されているようです。

では、Dさんはなぜ不幸なのか、不幸から脱出するために、どうしたら良いのか、考えてみましょう。

Dさんの命式

 月 年       調舒星 天馳星

 丁 辛   玉堂星 調舒星 禄存星

午 酉 亥   天将星 玉堂星 天極星

丁 辛 壬

己 〇 甲

55 34 48

鑑定(これからは、当事者はDさんだけになりますので、あなた、と呼ばせていただきます)

あなたが周りの人と上手く行かない原因は、はっきりしています。

十二大従星が、幼少期天馳星で1点、中年期天極星で2点、と現実的な力量の点数が最低点なのに、晩年期が天将星の12点と一気に最大になることが大きな要因です。

つまり、あなたは、自分の力量が12点と感じているため、どんな相手に対しても点数が自分のエネルギーがより強い存在となることを、潜在的に意識しているのですが、他人の力を頼るというところもあり、矛盾が生じています。

それは、相手に対して自分の意見を押し付けるという形で出やすいのです。

他人から見れば、あなたが良かれと思って言うことも圧力と受け取り、仕切られていると感じます。

その結果、あなたは子供たちからもウザイと反発を受けることになります。

あなたにとっては、仕切っているつもりは毛頭ありませんから、なぜ、という疑問しか湧きません。

また、陽占に調舒星が2つあるのも、人間関係を難しくしています。

調舒星は伝達本能ですが、陰の伝達本能のため、一旦情報を自分の内面に取り込んでから、自分なりの表現方法で伝えようとしますので、伝えたいことが相手に充分理解されません。

芸術の星といわれる所以ですが、この星には孤独という意味合いもあります。

そして、玉堂星も2つあり、玉堂星と調舒星の間には七殺という激しいぶつかり合いが生まれ、時々切れてしまうような精神状態にもさせられてしまうエネルギーが働きます。

禄存星は引力本能ですから人を引きつけますが、決して自分の懐には入れず、人間関係を消費するような付き合い方をします。

あなたが人と上手にお付き合いするのは、大変難しいテーマですから、そのことに心を取られるのは止めにしましょう。

心の中で、人との関わりを絶ちましょう。

自分の心の思うままに生きることです。

あなたが輝かせなければいけない星は、調舒星・石門星・玉堂星です。

中でも石門星は、調舒星と玉堂星の激突を和らげる役割をもっているので大切です。

結論

あなたが人間関係を追っかければ追っかけるほど、うまくいきません。

それは、親子関係でも友人関係でも、男女関係でも同じことが言えます。

つまり、あなたは算命学的には、そういった人間関係の上で生きて行くようなエネルギーでは無いということです。

誤解を恐れずに言いますと、あなたは何か非凡な才能を持っているので、人並みな人生を望まず、例え世間の非常識と言われようと、思うがままに生きたほうがあなたらしく生きられるのです。

ただし、徹底的に自己中の心を捨てなければいけません。

あなたに近寄ってくる男性47才から始まる大運の20年間で、いつ現れてもおかしく状態ですが、もし現れたとしても結婚とかステディな関係を望んではいけません。

これから、あなたが成し遂げる仕事の息抜き程度に考えて付き合ったほうが、良い結果になります。

男を弄ぶぐらいの気持ちが大切です。

子供たちとは親子としての最小限の関係に止め、ある意味放任してください。

つまり、あまり関わらないということです。

あなたがやるべきことは、石門星(仲間)・調舒星(芸術)・玉堂星(伝統の学び)の3つの星の特徴を生かした仕事です。

生業ではなく、始めは趣味程度のことからでも構いませんが、没頭できるようなものです。

幸運なことに、あなたは最悪な人生が回ってきた時にも、何となく救われるという運勢を持っています。

母でありであるという前に1人の人間である、ということの意味を良く考えて、これからの10年を乗り切ってください。

素晴らしい晩年(55才以降)が待っていますから。

 

2014-08-19 創喜