セラファム創喜の算命学ブログ

算命学10分レッスン(天中殺について)

何人の方から先のお知らせの返信として、天中殺解説教本のご注文をいただいたのですが、その中の何人かの方々は、『天冲殺』という漢字を使われていました。

少し気になりましたので、細かいかもしれませんが、算命学の本質を正しく理解していただくために私の見解を述べておきます。

天中殺は、算命学としては『冲』ではなく、『中』が正しい漢字です。
マガジンハウスなどの雑誌で有名な方で、影響力のある中森寿庵さんは冲の文字を使っているようですが、天中とは天の中(空間)のことで、天中殺期間は空間が無く、時間だけがある時期範囲という規定から考えても冲動の『冲』を使うのは、明らかに解釈の間違いというのが私の考え方です。
空間が無い、つまり天中(空間)が無い(殺されている)という意味なのです。
仏教では、この考え方を『空亡』と呼んでいます。
『冲』を使っている人は、天が動く(冲動)という概念で天中殺を捉えていると思われますので、そうだとしたら間違って理解しているということになります。

確かに、天中殺は現実との不自然融合の時間範囲という定義になりますが、空間が動くというアグレッシブな意味合いではありません。

単に空中とか水中とかの意味合いの『中』なのです。

また、陽占天中殺の諸現象から、天が動くと錯覚するのかもしれません。
算命学は、占いというより自然の法則理論ですから、文字も理論的に説明できる意味合いの文字を当てなければいけないという考えが、わたしの考え方です。

しかしながら、算命学という学問は、陰陽五行論と相生相剋論を統合し、体系化したものですから、そこから発展的に理論を飛躍させることは個人の自由です。

そのため、原理原則はともかく学問や宗教と同じように、算命学のも流儀という亜流が誕生することになりますが、残念ながら恣意的な側面を併せ持ち、独善的な理論に陥りやすくもなります。

私の算命学は、出来るだけ人間の人工的な側面を排して考察し、それから現実を生きる生身の人間に当て嵌めるという手順を踏みますので、『理論的に説明できるという事』にこだわります。

そうしないと、私のような霊感とかの才能がまるで無い人間が、運命論を語ること自体がおこがましいことで、世間を欺く結果になってしまいます。

自然と人間を一致させる理論は、一部の方から難しい、堅苦しいと言われます。

しかし、自然の法則論を勉強するなら、やはり理論に沿った意味合いの文字を当てることにこだわりたいと思います。
中森さんほどの人がなぜこの文字を使うかは、私には分かり(理解)ませんが、彼女には彼女の理論があるのかもしれません。

誤解のないように言っておきますが、私は決して中森さんを否定しているのではありません。

彼女は、高尾先生の直弟子のお一人だと聞いておりますので、冲をお使いになる意味をいつかお尋ねできればとも考えています。

2014-09-02 創喜