算命学10分レッスン(443日目)数理法その7

算命学10分レッスン(数理法補足)

 

食物の五行の見方について、14ページ~16ページまでが分かりづらいというご質問をいただきました。

確かに、ろくな説明もせずに、教本を見ていただければ分かるだろうと考えて、説明を飛ばしていましたが、読み返してみると、やはり分かりづらいことが分かりました。

ここで、補足として説明させていただきます。

 

14ページの食物の五行分類は、味覚および食物の種類を五行に当て嵌めたものです。

 

食味

北方・・・塩味

南方・・・苦味

中央・・・甘み

東方・・・酸味

西方・・・辛味

 

食物(食材)

北方・・・水

南方・・・熱源を含む食べ物(煮物・酒など)

中央・・・根菜

東方・・・植物系食材(穀物・果物・野菜など)

西方・・・動物系食材(肉・魚類など)

 

15ページの分類は、14ページの分類中、東方に属する植物系食材を更に五行に分類したものです。

ここが、少し分かりにくいところで、五行の特質を知っていただかないと理解できないことかもしれません。

あなたが今居るところを中心に、五行が成立しているとします。

あなたを中央として、東西南北の五行が成立しています。

さて、あなたが中央から、東西南北のどこかに移動したとします。

あなたが西に移動したとすると、今まで西であったところが今度は中央になります。

その西であった中央から、また五行が成立するという無限の広がりを持つのが五行論なのです。

これは、曼荼羅の世界です。

その理論から、15ページは、食物の五行分類のうち、種類の多い果物や野菜の五行をさらに分類した図表なのです。

 

植物系の食物の五行分類

北方・・・黒色の野菜(牛蒡・黒豆など)

黒色の果物(葡萄・ブラックベリーなど)

水辺の食物(昆布・ひじき・若布など)

南方・・・赤色の野菜(トマト・人参・赤ピーマンなど)

赤色の果物(りんご・みかん・オレンジなど)

中央・・・黄色の野菜(かぼちゃ・とうもろこしなど)

黄色の果物(バナナ・琵琶など)

東方・・・緑色野菜(ほうれん草・インゲン・春菊など)

緑色の果物(メロン・キュウイなど)

西方・・・白色の野菜(白菜・しろ葱など)

白色の果物(白イチジクなど)

 

16ページは、15ページと同じように、食物の五行で西方に分類される肉や魚類を、更に五行分類したものです。

 

肉・魚類の五行分類

北方・・・魚類(一般的な雑魚=烏賊・蛸・水母・鰈など)

肉類(雑肉=うさぎ・鹿・熊など)

南方・・・魚類(回遊魚=鮪・鰹など)

肉類(鶏肉)

中央・・・魚類(深海魚=アンコウなど)

肉類(馬肉・羊肉)

東方・・・魚類(小魚類=鰯・秋刀魚など)

肉類(豚肉)

西方・・・魚類(鮫類及び甲殻類=鱶鰭・タラバガニ・毛蟹など)

肉類(牛肉)

 

ポイント:五行を考える時は、常に曼荼羅を頭に描いてください。

五行の位置にもそれぞれの五行があり、それぞれの五行にもまた五行があるのです。

つまり、私たちの世界は、宇宙と同じように果てしなく広がっているということです。

 

また、五行の位置の数値が大きいところの食べ物を好みますが、希にその位置の食べ物を拒絶する人もいます。

これは、好き過ぎて極端に嗜好が偏ることを無意識に感じて拒絶していると考えられます。

つまり、西方の数値が高くても、肉類が嫌いな人もいます。

本当に嫌いなのではなく、肉の食べすぎで体調を壊すことを無意識に懸念し、自己セイブしているのです。

極端な場合は、ベジタリアンになってしまいます。

その逆に、極端に数値が低い位置の食べ物は、本来好まないのですが、好んで食べる人がいます。

これも、その食物をとることによって無意識的に体の栄養バランスを整えていると見るべきです。

数値の低い食べ物を食べることは、自分に欠けた宇宙エネルギーの補填という意味がありますので、社会生活を送らなければならない生身の人間にとって、バランスを取る上ではとても大切なことです。

このように、算命学を知れば、現実と命式の違う人も現れますが、簡単に妥協してそれを受け入れてはいけません。

真実は常に隠されていることが多いのです。

本質は命式が正しいと考えてください。

そして、表面的なことで、人を判断しないという癖を身に付けていただきたいと思います。

2014-09-09 創喜