算命学10分レッスン(444日目)十大主星の表出場所による変化

算命学10分レッスン(444日目)十大主星の表出場所による変化

 

はじめに

過去のブログで、皆さんは十大主星の意味合いを勉強しました。

その星が置かれた五方向の場所により、どんな意味を持つのかも勉強しました。

 

星だけの意味を考えるだけでは、何となくしかイメージできていなかったものが、その星に範囲が与えられると、星の持つ意味が特定されます。

しかし、それは星の持つ意味に、場所的な意味合いが加わっただけであって、星の持つ意味そのものが限定された訳ではありません。

そのため、鑑定をする場合は、陰陽五行の原則に沿って、星そのものの持つ意味を自由に活用することで、あなたの個性的な側面が算命学に反映されるのです。

 

算命学で人間の運命は、『宇宙のエネルギー(自然)』の法則を読み取り判断して行きます。

そのため、判断する側(あなた)の冷静さと中庸の精神が、絶対的に必要です。

自然の法則には『情』というものがありません。

自然は時として、人の命や財産を奪う災害をもたらしたり、時には恵を授けたりと、情の介在する余地を与えません。

自然は常に一定の法則に則って、あらゆるもの現象を支配しています。

言い換えれば、『あらゆる現象は自然の法則通りに現出する』のです。

まさに無情の世界が、宇宙エネルギーの世界なのです。

しかし、もしあなたが他人の運命を占ったとして、結果を依頼者に伝える場合は、充分な『情』をもって行うようにしてください。

『情を持って』ということは、心から依頼者の幸福を願い、誠意を持って行うと、いうことです。

算命学の知識をそのまま伝えれば良いというものではないのです。

あなたがいくら公平で冷静な判断をしても、伝えられる人は、あなたの判断の結果で悩んだり、迷ったりしてしまいます。

いくら理論的な人であろうと、自分のことになると冷静ではいられなく、情に支配されてしまいがちです。

算命学の占技を媒介として、他人の人生のカウンセリングを上手に行い、依頼者の幸福に寄与するためには、依頼者の情の世界に、上手に入り込むことが不可避の条件です。

 

次回の火曜日から、十大主星でわかる人間関係をアップしますので、上記のことを良く飲み込んでおいていただければ、と希望しています。

2014-09-10 創喜