算命学10分レッスン(467日目)大運法・年運法その3

算命学10分レッスン(467日目)大運法・年運法その3

 

今日はブログを書こうと思いパソコンの前に座ったのですが、大運法・年運法と書き込んだ時点で、なんかしらの違和感を感じました。

よくよく考えてみましたところ、大運の出し方をまだ解説していないのに気付きました。

初心者の方を対象にしたブログであるのに、大運の出し方を皆さん知っているとの前提でブログを書いていた自分を恥ずかしく思いました。

 

遅ればせながら改めまして、大運の算出方法を解説します。

 

●大運・年運とは

人間が生まれたときに、宇宙から授かるエネルギーを陰占では記号化して表しました。

それに基づいて、現実に私たちがいきて生活している世界(現世)に、人間の身体(心と体)を通してどのような現象として表れるのか、を記号化したのが陽占でした。

この2つの命式は人間にとって固有であり、変えられないものですが、人間が生まれてから死ぬまで、現実に身を委ねて時を送っていることを考えると、人間の生活(人生)に時の経過(環境の一部)が重要なファクターであることに気付きます。

時の経過とともに、人間を取り巻く宇宙のエネルギーが変化し、命式のエネルギーに作用します。

それが人間の人生そのものであり、喜怒哀楽の世界、すなわち運命に大きく関わっているのです。

大運法と年運法は、時の経過とともに変わる宇宙エネルギーの状況を表したもので、後天運とも呼ばれています。

 

●大運法の算出

大運法は、人生の出発点から人生の終着点を、干の陰陽が一回りする10年単位に分け、その単位の中での魂と自然界の融合状況を知るために用います。

大運には、順回りと逆回りがあり、順回りの場合は生月干支の次の干支から順番に、また逆回りの場合は、生月干支の直前の干支から始まり、前へ遡って行きます。

始まりの干支を『初旬』といい、順に『2旬』・『3旬』・・・と続いて行きます。

そして、算命学ではこれら大運の並びを『大運旬列』と言っています。

 

●算出の手順

 

1、陰占命式表年柱の天干が、算出の基準です。

2、年柱の天干には、陰と陽がありますので、天干がそのどちらかであるかを確認します。

3、天干の陰陽により、大運旬列の回り方が女性と男性では異なります。

①、年柱天干が陰の場合

・女性は順回り。

・男性は逆回り

②、年柱天干が陽の場合

・女性は逆回り。

・男性は順回り。

 

次回は、具体的な例題で、説明します。

2014-10-22 創喜