算命学10分レッスン(471日目)大運法・年運法
男性の大運算出法
男性の大運は、陰占命式表の年柱の天干の陰陽で、順回りか逆回りかを判断します。
★天干が陽の場合(甲・丙・戊・庚・壬)
・女性の場合とは反対に、順回りです。
★天干が陰の場合(乙・丁・己・辛・癸)
・女性の場合とは反対に、逆回りです。
例)
日 月 年
柱 柱 柱
〇 〇 己・・・天干
□ □ □・・・地支
例題は、年柱の天干が己ですから、陰ということになり、大運は逆回りです。
次に、大運の回りをみます。
大運は、月柱の前の干支から1旬目、2旬目・・・と遡って回ります。
この場合、漢字は順ではなく、旬を用います。
例)
日 月 年
柱 柱 柱
甲 壬 己・・・天干
□ 子 □・・・地支
壬子の次の前の干支は、辛亥ですから、この男性の大運は、
1旬目 辛亥
2旬目 庚戌
3旬目 己酉
4旬目 戊申
5旬目 丁未
と干支番号を遡って(大きい数字から小さい数字へ)続いて行きます。
★大運の十大主星
この男性の日柱の天干(日干)は、甲ですから、甲を基準にそれぞれの大運の十大主星と
十二大従星を算出します。
1旬目の大運は、辛亥ですから、甲から十大主星を算出すると牽牛星、十二大従星は甲と亥から算出し、天貴星となります。
以下、同じように算出していきます。
★大運の始まり
・大運の始まりは、順回りの場合、誕生日から次の節入り日までの日数を3で割って出します。
・逆回りの場合は、誕生日から前の節入り日まで遡って数え、その日数を3で割ってだします。
小数点が出ましたら、四捨五入してください。
大運旬還の最大値は、10、最低値は1です。
例題の男性の場合は逆まわりですから、誕生日が仮に12月15日とすると、12月の節入り日が12月7日ですから、15日から遡って7日までの日数を数えます。
計算式は、単純に計算すると15-7=8ですが、節入り日も数に入れますので、正確には
15-7+1(節入り日当日)=9となります。
これを3で割ると、大運が何才運かが算出されます。
例題は、9÷3=3
例題の男性の大運は、3才運ということになります。
例題の男性の大運旬列
1旬目 3才 辛亥
2旬目 13才 庚戌
3旬目 23才 己酉
と干支番号の小さい方へ続いて行きます。
<注意>
大運1旬目が始まるまで、何年かの間が空きます。
その時間帯は、月柱の干支の影響下にあるとみます。
つまり、まだ完全に人になっていない(親がかり)時期と言えます。
次回は、大運天中殺の回光条件です。
2014-10-29 創喜