算命学10分レッスン(492日目)応用編・刑法
★旺気刑の実際
この刑は「卯」が関係しますので、東方刑とも言われています。
命式の中にただ1つ『子・卯』の組み合わせを持つことを言います。
この刑の特徴は、刑の所有者が極端に礼節に欠けるため、対外的に争いが起きやすいことが特徴です。
例えば、目上に対して為口をきいたり、人を見下し上から目線で接したり、挨拶をしないとか返さないなど人を人とも思わないような失礼な行動をします。
あなたも、出先や街中で仕事で、こんな失礼な人と出会ったことが何度かあると思います。
職場や地域にこんな人がいたら最悪ですね。
しかし、ほとんどの場合、周りの人はその失礼さに目を瞑っているため、当の本人は気付きません。
特に子供にこの刑がある場合、陽占の十大主星に水質の星が有るか無いかを必ずチェックしてください。
水質の星とは、龍高星または玉堂星です。
この星がなかったら、この子は相当高い確率で暴力を振るう子になります。
暴力を振るう場所は、家庭であったり学校であったりしますが、とにかく攻撃的で手の早い子になります。
こんな子を持ったら、すぐに団体でするスポーツなどに所属させ、がしがし鍛えさせることです。
暴力の矛先を競技に向けさせるということです。
スポーツの種類は何でも構いません。
個人競技であっても、練習は集団で行いますので、その練習で体を使うことができるからです。
集団に入れるという理由は、規則や決まりを守らせるながら、暴れさせる(体を使わせる)という意味合いですから、それが達成されるようなものなら、どのような形でも構わないということです。
しかし、これらの対応をしないで大人になってしまった人も沢山います。
算命学が一般的に知られていないので、それは仕方ありません。
その場合、本人でも気がつかないうちに相手に失礼なことをして、疎んじられたりしているはずです。
上司が自分を嫌っている、という悩みで相談に来られた方に、しっかりと子・卯の刑があったり、部下に敬遠されているという悩みを持った中間管理職の方に、子卯の刑があったりしました。
つまり、人間関係がうまく行かない原因が子卯の刑である場合が少なくないのです。
しかし、本人にはその自覚がないので、どうしても被害者意識に陥りがちになってしまいます。
改善策は、何よりもまず自分に子卯の刑がある、ということを自覚させることです。
そして、その自覚の上で、人と接するということを徹底して指導することです。
このブログの読者の方には、占いやセラピストなどの仕事をしておられる方が多くいらしゃると思いますので、人間関係に悩まれている方が相談に来られたら、子卯の刑の作用も少しは思い出し、参考にしてくださればうれしく思います。
昨日は、もめごとの種をことさら探す自刑を勉強しました。
旺気刑も同じ様に、人間関係の悩みを生み出す要因ということです。
明日は、生貴刑の実際です。
2014-12-03 創喜