算命学10分レッスン(494日目)応用編・刑法
★庫気刑の実際
庫気刑は、命式の中に『丑・戌』、『戌・未』、『未・丑』の2つの支の組み合わせのうち、どれかを持つことを言います。
庫気刑に現れる現象
仕事上で、役割の無い人間をばっさり切ることの出来る人です。
この刑は別名無情刑とも言われ、情に惑わされること無く人を切り捨てることができます。
それまでの関係がどうであれ、現在進行形のビジネスにとって、不要な人間を排除できる人となりを作りだす刑です。
しかし、これは本来の人間性とは関係がありません。
ビジネスの世界についてのみ有効な現象と考えても良いでしょう。
時には、人の恩義を感じないような冷徹な行動ができるので、会社のリストラ担当者にはうってつけですが、目上の人とのトラブルを起こしやすいので、サラリーマンには向いていません。
情に左右されないという特徴がありますので、事業化や実業家、あるいは政治家など現実的な利益を追求する職業に向いています。
しかし、組織に属さず、一匹狼的な生き方で無情の世界を進みますので、目上とのトラブルは避けられません。
目上のいない立場に立った場合、目上の代わりになるのは国家とか公的な権力を持った機関ということになりますので、官僚とのトラブルを起こしやすいと見ます。
官禍と言って、官僚にいじめられやすいのですが、特に晩年にその現象が強く出ます。
具体的には、成功した暁に、脱税や何らかの違法行為を摘発されないよう、注意する必要があります。
人生を美しく終われない人が多いようです。
もしもあなたが仕事上で仕える人が庫気刑所有者であったら、早いうちの転職をお勧めします。
次回は、対冲の実際です。
2014-12-05 創喜