算命学10分レッスン(495日目)応用編・破法の実際
破法はあまり表面化しないので、それほど注意する必要はありませんが、何となく心がもやもやして落ち着かない状況を作っています。
また、破以外の分離条件と重複すると、現象が大きくなり顕著になりますので注意が必要になります。
破の中でも、現れる場所によって意味合いが違いますが、今回は人間関係に関係する破について解説します。
人が人を恨むという現象は好ましいものではありません。
しかし、命式の月柱を中心に日柱との破、または年柱との破がある場合、その天干から算出される10大主星の意味する人物に生涯恨みを持つようになってしまいます。
恨みを持つ時期や原因は人それぞれですが、該当する方は、出来るだけ対象の人と接する機会を避けることが肝要です。
●破の種類
子・酉 丑・辰 卯・午 未・戌 午・酉
●十大主星が意味する人物
◎貫索星・・・兄・姉・同類・自分
◎石門星・・・弟・妹・仲間
◎鳳閣星・・・子供・男の子・目下
◎調舒星・・・子供・女の子・目下
◎禄存星・・・父親・愛人・妾
◎司禄星・・・正妻・女性
◎車キ星・・・偏夫(正式な夫ではない人)・男・野人
◎牽牛星・・・正夫・男・貴人
◎龍高星・・・偏母(実の母でない母)・叔母
◎玉堂星・・・実母・目上・貴人
例1)
日 月 年
柱 柱 柱
甲 己 ○
子 酉 ○
この命式には、子酉の破があります。
その破の干支上の干から算出される十大主星は、
甲×己=司禄星 です。
<注意>
甲子が年柱にあっても同じです。
(基準は月柱です)
司禄星の表す人物は、正妻、女性です。
既婚の男性の場合ですと、何らかのトラブルが原因で、妻を恨むようになる可能性が大です。
具体的には、親の面倒をみる方法や、子供の教育方針、共働きなら家事の分担など考え方の違いが、夫にとっては我慢ならないほどのインパクトとして心に闇を形成してしまうのかもしれません。
また未婚の男性なら、女性と何らかのトラブルを持ち、それをきっかけに女性を恨むようになることもあるでしょう。
例えば、好きな女性にこっぴどく振られた。
逆恨みなども恨みの一種ですから、恨まれる理由もなく恨まれる女性もいることでしょう。
女性が女性を恨むということも、この命式の方には起こり得ます。
回避方法としては、女性はこの命式の男性と結婚しないことです。
また、この命式を持った人と仕事などで身近に接する女性は、表面的な付き合いに止め、深く付き合わないことです。
とに角、様々な形で恨みの根源が生まれますから、この命式を持つ人は意識して人の批評や非難などを申告に受け止めないようにし、あまり人とディープな関係を築かないようにしましょう。
2014-12-08 創喜